宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:42)
今日、C4.0の小規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 10:22 C4.0
6/10 21:36 X1.5
20:37 X2.2
19:03 C5.0
18:14 C5.1
17:18 C3.9
15:18 C2.4
02:02 C8.8
6/ 9 21:23 C9.0
16:21 C2.2
13:09 C4.9
10:00 C3.7
08:39 C5.2

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
2077 1 α ---
2079 6 β ---
2080 26 βγδ C2
2082 14 β ---
2084 3 β ---
2085 24 βγ C9
2087 5 βδ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 520 +1.1
-2 h 461 -1.0
-4 h 443 +4.7
-6 h 455 -0.5
-8 h 460 +0.6
-10 h 414 +3.9
-12 h 419 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^1
6/11 0.4 2x10^2
6/10 0.3 9x10^1
6/ 9 0.3 5x10^0
6/ 8 0.3 1x10^1
6/ 7 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 6/ 6 14:11 太陽風は低速ですが、磁場の南向きでオーロラが少し強まっています。
2014/ 6/ 7 13:47 太陽で黒点の発達が目立っています。太陽風は低速です。
2014/ 6/ 8 14:25 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が高まっています。
2014/ 6/ 9 12:22 太陽風は600km/秒の高速風になっています。アメリカ・ノースダコタのオーロラをどうぞ。
2014/ 6/10 12:43 太陽の東端から活動的な領域が現れました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2014/ 6/11 11:42 更新
太陽の東端で、Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。

担当 篠原

昨夜、太陽の東端から現れたばかりの2087黒点群で、
10日20時半(世界時10日11時半)にX2.2、
10日21時半(世界時10日12時半)にX1.5と、
Xクラスの大規模フレアが続いて2回発生しました。

SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
太陽の端で激しい爆発が発生しています。
Xクラスのフレアは、4月25日のX1.3以来、1ヶ月半ぶりです。

このフレアを起こした2087黒点群の拡大写真を掲載します。
この黒点群の今後の活動に注目して下さい。
また、GOES衛星のX線写真では、
2085群や、太陽の中央部のやや左上でも小さい活動が起きています。
X線のグラフはにぎわってきています。

Xフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生して、
太陽の左側に向かって激しくガスが噴き出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

噴出の中心は、地球からは横方向ですが、
地球方向へもある程度向かっている可能性があります。
明日の夜以降に、太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。


太陽風は、今朝くらいから速度が上がって、
520km/秒と高速風に戻っています。
磁場強度も、3〜8nTの範囲で変化しています。

磁場の南北成分は比較的北寄りで、
磁気圏では小さい変動が時々見られる程度です。

現在は速度が高まっているため、
磁場が南向きに振れれば、
オーロラ活動が活発になりやすい状況です。



太陽の東端で、X2.2、X1.5の大規模フレアが発生しました。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアが発生した2087黒点群。SDO衛星の可視光写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.5のフレアに伴って、CMEが左側へ噴出しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。