宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
今日、X4.9の大規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 09:39 X4.9
06:23 C5.1
00:38 C2.4
2/24 23:37 C5.0
21:00 M1.3
20:03 M1.2
12:31 C2.4
2/23 21:07 C3.3
20:41 C2.7
14:48 M1.1
14:00 C3.0
00:20 C7.5

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
1981 34 β ---
1982 68 βγ C5
1986 19 β ---
1987 15 βγ C3
1989 7 β C2
1990 2 α X5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 453 +2.4
-2 h 462 +2.1
-4 h 442 +3.1
-6 h 450 +2.9
-8 h 476 +2.7
-10 h 467 +1.5
-12 h 464 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
2/25 0.3 2x10^2
2/24 0.3 2x10^3
2/23 0.4 7x10^3
2/22 0.4 8x10^3
2/21 3.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/20 12:20 太陽風の次の擾乱が到来しました。再び磁気圏活動が強まりそうです。ロフォーテン諸島のオーロラをどうぞ。
2014/ 2/21 13:12 太陽風の乱れは終わりつつあります。アメリカとニュージーランドのオーロラ写真をどうぞ。
2014/ 2/22 13:23 太陽風はやや高速です。ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。
2014/ 2/23 13:16 太陽風は高速になっています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。
2014/ 2/24 12:32 太陽風は500km/秒と高速です。太陽の東端で中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2014/ 2/25 13:02 更新
太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、25日9時半(世界時25日0時半)に、
太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

Xクラスのフレアの発生は、1月7日(世界時)のX1.2以来です。
また、X5規模の大きさのフレアとしては、
2012年3月7日のX5.4以来、およそ2年ぶりの発生です。

発生したのは、ここ数日活動が目立っていた太陽の東端です。
可視光写真では黒点が姿を現しています。

CMEも発生していて、SOHO衛星LASCO C3では、
左下に向かって濃いガスの噴出が撮影されています。
まだ発生直後なので、CMEの広がる様子は明日紹介できるでしょう。

この黒点には1990黒点群と番号が付きました。
引き続き、この領域の活動に注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの直後に、
速度が600km/秒近くに上がりましたが、
以降はゆっくりと低下して、現在は450km/秒とやや高速です。

磁場強度は、5nTから3nTに弱くなっています。

磁気圏では、小規模の変動が発生していて、
AE指数は300nTくらいの変化が数回発生しています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心に細長いコロナホールが見えています。
3日後くらいにこの領域の影響が
太陽風に見られるかもしれません。

また、1990黒点群の活動によって、
規模の大きい太陽風の擾乱が到来する可能性もあります。



太陽の東端で発生したX4.9の大規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端から姿を現した1990黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


Xフレアに伴って左下に向かって噴出したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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