宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:52)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
また、M4.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/30 08:54 C2.3
05:17 C3.6
04:08 C2.3
1/29 23:19 C7.0
20:56 C2.4
15:52 C2.9
13:11 C7.3
12:31 C4.2
12:03 C4.2
09:41 C4.1
07:03 M2.6
05:57 C7.7
05:40 C7.4
04:00 M4.9
01:23 C8.5
00:23 M3.5
1/28 23:49 C4.2
23:26 C3.6
21:37 M1.3
21:18 C8.3
20:33 M1.4
16:22 M3.6
14:24 C9.2
13:01 M1.5
12:07 C3.3
09:31 C7.6
07:04 M4.9
05:29 C5.0
04:04 C8.0

黒点  1/30 (NOAA)
磁場 フレア
1959 1 α ---
1960 3 α ---
1965 2 β ---
1967 29 βγδ M5
1968 11 β C9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 375 +0.0
-2 h 398 -4.1
-4 h 390 +1.4
-6 h 404 -1.6
-8 h 401 +1.2
-10 h 427 -1.1
-12 h 450 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
1/30 0.3 4x10^1
1/29 0.3 5x10^1
1/28 0.4 6x10^1
1/27 0.4 6x10^1
1/26 0.3 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 1/25 10:51 太陽風はやや低速で穏やかです。磁場が南に振れていてオーロラ活動が見られるかもしれません。
2014/ 1/26 10:48 太陽風磁場が南寄りに振れて、オーロラの活動がある程度高まっています。
2014/ 1/27 12:26 太陽の東端でMクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 1/28 12:56 太陽の東端から黒点群が現れ、M4.9の中規模フレアが発生しました。
2014/ 1/29 12:47 1967黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2014/ 1/30 12:52 更新
太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風速度の高まりは終わりました。

担当 篠原

1967黒点群を中心に、
太陽ではフレアの活動が続いています。
昨日のニュース以降では、
29日13時(世界時29日4時)のC7.3、
29日23時(世界時29日14時)のC7.0などが最大で、
この他に、C1〜4の小規模フレアが9回程度発生しています。

1967黒点群は磁場の構造も「βγδ」と複雑になっていて、
大きいエネルギーを蓄えている可能性があります。
今後もMクラスなどのフレアを起こすかもしれません。


太陽風の速度は、
昨日いっぱい470km/秒とやや高い速度が続きましたが、
その後、低下を始め、
現在は380km/秒と低速の風に変わりつつあります。

27日周期の図を見ると、
今回の太陽風速度の高まりは1日程度しか続かず、
規模はだいぶ小さくなってしまいました。

磁場強度も10nTから5nTへ下がり、
平均的な強さに戻っています。

磁場の南北成分は、北や南に変動していて、
オーロラの活動もある程度続いています。
AE指数は300nTの小規模の変化が度々発生しています。

このグラフの最後の頃にあたりますが、
世界時30日3時頃のノルウェー・トロムソの
オーロラの様子を紹介します。


今後、太陽風は低速の風になり、穏やかな状態が続きそうです。
太陽のフレアが活発になっているので、
CMEなどの突発的な現象が発生して、
太陽風の擾乱が急に到来する可能性があります。




SDO衛星による1967黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


ノルウェー・トロムソの全天カメラによるオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。