宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:53)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M4.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 7 13:39 C2.2
12:48 M1.0
11:30 C2.7
1/ 6 18:47 C3.5
18:26 C2.6
09:07 C7.1
06:34 C5.1
03:05 C3.4
1/ 5 23:56 C6.6
20:52 C2.9
17:19 C3.2
11:24 C4.5
10:24 C3.9
07:16 M1.9
04:01 M4.0
01:57 C3.6
00:32 C9.4

黒点  1/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1937 21 βγ ---
1938 1 α ---
1942 3 β ---
1943 1 α ---
1944 11 βγδ M4
1945 1 α ---
1946 11 βγ ---
1947 4 β ---
1948 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:47 359 -2.3
-2 h 359 -3.2
-4 h 362 -1.9
-6 h 357 -2.0
-8 h 356 -2.1
-10 h 357 -1.4
-12 h 360 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 26 6x10^2
1/ 7 42 1x10^3
1/ 6 40 1x10^3
1/ 5 1 1x10^3
1/ 4 0 2x10^3
1/ 3 0 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 1/ 2 11:11 M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。
2014/ 1/ 3 11:19 太陽風は600km/秒の高速風です。フレア活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 1/ 4 13:27 1944黒点群は活発にフレアを起こしています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
2014/ 1/ 5 12:29 1944黒点群は肉眼黒点になっています。M4、M1のフレアを起こしています。
2014/ 1/ 6 11:54 12月の黒点数は90.3でした。太陽風は平均的な速度に下がりました。
最新のニュース

2014/ 1/ 7 13:53 更新
1944黒点群は今日も肉眼黒点の大きさです。太陽風は低速になりました。

担当 篠原

1944黒点群は、今日も大きな姿を現しています。
日食メガネで太陽を見ると、
ちょうど真ん中に黒い点が見えています。

この黒点群のフレアの活動は弱まっていて、
C2.6、C2.0、C2.6と小さいCクラスのフレアを
3回起こした程度です。

一方、西に没した領域で大規模なフレアの発生があった様です。
SOHO衛星LASCO C3で、昨夕、6日17時(世界時6日8時)に、
CMEの噴出が発生しています。
この時刻のSDO衛星AIA193を見ると、
右端のコロナが噴き出す瞬間が写っています。
太陽の向こう側でフレアが発生したのでしょう。

CMEと同時に、太陽放射線(非常に高速の陽子)も増加して、
GOES衛星の観測では、10の警戒レベルを超えて、
40まで増加しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画でも、CMEの噴き出しとともに、
太陽放射線による白いちらつきが急に増加しています。

また、太陽では7日13時(世界時7日4時)に、
北半球側の1946黒点群で
M1.0の中規模フレアも発生しています。


太陽風は、速度が400km/秒から350km/秒へ下がり、
低速の風に変わっています。
磁場強度も、3nTとやや弱い値で安定しています。

太陽風の磁場は、弱い南向きに振れています。
このため、磁気圏でも小さい活動が続いているようで、
AE指数では、小さい変化がずっと観測されています。


SDO衛星AIA193では、
太陽の東側にコロナホールが見えています。
この位置は、過去の27日前、54日前の太陽と比較すると、
少しずつ左に動いています(4枚目の写真)。

27日周期の図を見ると、
前周期の12月14日に高速の太陽風が到来していますが、
今回の回帰は2日ほど遅れそうです。
しかも、コロナホールは小さくなっている様子で、
影響は弱まるかもしれません。



SDO衛星の可視光写真による、巨大な1944黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる、太陽の西端で発生したフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の西側で噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる、27日毎のコロナホールの比較。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。