宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:11)
今日、M9.9の中規模フレアが発生しました。
また、M6.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 2 08:09 C4.4
06:59 C6.3
03:39 M9.9
00:40 C6.5
1/ 1 20:15 C2.3
16:21 C3.2
10:28 C4.3
06:45 M6.4
03:53 C4.0
12/31 19:45 C8.8
11:19 C5.6
01:21 C2.4
00:00 C2.3

黒点  1/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1936 18 βγδ X1
1938 6 β C2
1940 3 βγ C4
1941 4 βγ ---
1942 1 β ---
1943 1 β ---
1944 3 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 567 -2.4
-2 h 550 -0.5
-4 h 556 +3.1
-6 h 501 -3.6
-8 h 507 -2.1
-10 h 533 +2.8
-12 h 442 -5.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -15 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^0
1/ 2 0.3 1x10^1
1/ 1 0.5 1x10^1
12/31 1.0 1x10^1
12/30 4.8 2x10^1
12/29 29.3 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/28 13:16 Cクラスのフレアは続いています。太陽風は300km/秒と低速です。
2013/12/29 13:20 太陽でC9のフレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
2013/12/30 13:11 M3の中規模フレアが発生しました。1936黒点群の活動は続いています。
2013/12/31 12:15 1936群はCクラスフレアを起こしています。太陽風は穏やかですが、オーロラの活動も起きています。
2014/ 1/ 1 10:32 太陽でM6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2014/ 1/ 2 11:11 更新
M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。

担当 篠原

太陽のフレア活動が続いています。
今日未明、2日8時半(世界時1日18時半)に、
西側の1936黒点群で、M9.9とほとんどXクラスに近い
Mクラスの中規模フレアが発生しました。

その様子をSDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。
AIA304では、コロナのガスが噴き上がっている様子も見えます。
1936黒点群の活動に、引き続き注目して下さい。

そして、太陽の東端から新しく1944黒点群が姿を現しました。
黒点は大きく、複雑な形をしていて、
C2.1、C6.5と大きめの小規模フレアも起こしています。
この黒点群の活動の様子にも注目してください。


太陽風は、昨夜から速度が上昇し、高速風が始まりました。

昨夕、1日17時(世界時1日8時)頃から、
太陽風の磁場強度が強まり始め、
3時間後には15nTに達しました。

追いかける様に速度も上昇して行き、
380km/秒とやや低速だった太陽風は、
現在、570km/秒の高速風に変わっています。

磁場強度は、現在も10nT近くに強まった状態です。
このため、速度はもう一段高まるかもしれません。


磁場強度が強まり始めた頃、南北成分は南向きに振れて、
-10nTを超える強い南向きになりました。
この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1000〜1300nTに達する大きい変化をしています。

太陽風磁場の南北成分は、
その後、0nT付近で変化する様になりましたが、
速度が高まっていることもあり、
AE指数は500nT程度の変化が続いています。

極域では活発なオーロラの活動が見られた様です。
AE指数のグラフの最後の頃の活動にあたる、
世界時1日21時頃のノルウェー・トロムソの
全天カメラのオーロラを紹介します。


SDO衛星AIA193を見ると、
コロナホールは全体が太陽の中心線を通過したくらいです。
高速風は、これから3日程度継続するかもしれません。



SDO衛星AIA131、304による、太陽の西側で発生したM9.9フレア。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星の可視光写真による、太陽東端の1944黒点群。
(c) SDO (NASA)


ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。