宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
今日、M6.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 1 06:45 M6.4
03:53 C4.0
12/31 19:45 C8.8
11:19 C5.6
01:21 C2.4
00:00 C2.3
12/30 07:25 C4.6
04:25 C5.4
01:23 C1.9

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
1931 1 α ---
1934 9 βγδ ---
1936 28 βγδ M6
1937 3 β ---
1938 2 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 378 -1.0
-2 h 386 +0.2
-4 h 397 +3.3
-6 h 369 +1.1
-8 h 379 -0.3
-10 h 390 -0.4
-12 h 388 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 11 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 15 -/ -
-6 h 16 -/ -
-8 h 17 -/ -
-10 h 19 -/ -
-12 h 20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
1/ 1 0.5 1x10^1
12/31 1.0 1x10^1
12/30 4.8 2x10^1
12/29 29.3 6x10^1
12/28 1.9 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/27 12:11 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風はとても低速で、磁気圏も概ね静穏です。
2013/12/28 13:16 Cクラスのフレアは続いています。太陽風は300km/秒と低速です。
2013/12/29 13:20 太陽でC9のフレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
2013/12/30 13:11 M3の中規模フレアが発生しました。1936黒点群の活動は続いています。
2013/12/31 12:15 1936群はCクラスフレアを起こしています。太陽風は穏やかですが、オーロラの活動も起きています。
最新のニュース

2014/ 1/ 1 10:32 更新
太陽でM6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

明けましておめでとうございます。
2014年も宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。


新年を迎えた夜に、早速太陽でフレアの発生です。
昨夜、31日19時半(世界時10時半)に、太陽の東端の向こう側で
C8.8と大きめの小規模フレアが発生しました。

GOES-15衛星のX線カメラによる動画を掲載します。
左端から盛り上がる様に明るい輝きが発生しています。
このフレアは太陽の向こう側で起きていて、
その上空の変化を見ている様です。
実際の規模はもう一段大きかったと思われます。

そしてもうひとつは、新年の朝、
1日7時(世界時31日22時)のM6.4です。
2014年の初日にMクラスフレアが発生しました。
発生したのは、太陽の西寄り(右側)の1936黒点群です。
GOES衛星の動画では、このフレアの前にも、
1936群がちかちかと輝く様子も見えています。

太陽では、1940黒点群でも、
C4.0、C2.9の小規模フレアが起きています。

太陽の東端からは、M8.8フレアを起こした黒点群が
これから姿を現す可能性があります。
この領域も含めて、今後の活動に注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの後に速度が少し下がり、
以降、380km/秒とやや低速の風が続いています。
磁場強度は5nTで安定しています。

磁気圏では、小規模の活動が発生しています。
AE指数は、グラフの中央で200nTの小さい変化が
数時間にわたって起きています。

これらの変化よりも後になりますが、
世界時31日22時頃にノルウェー・トロムソで観測された
オーロラの動画を掲載します。
新年を迎える夜のオーロラです。


今日は、世界時がちょうど1日に変わった頃から、
SDO衛星のサイトにアクセスできなくなってしまいました。
そのため、SOHO衛星EIT195の太陽コロナ写真を掲載します。

昨日の写真から半日ほどしか経過していないので、
太陽の中心のコロナホールはあまり動いていません。
実際には、もう少し西に進んでいるはずです。
明日以降、この領域の影響で太陽風に変化が到来し、
磁場や速度の変化によって、
オーロラの活動を強める可能性があります。
ライブカメラなどに注目して下さい。



静かに元日を迎えると思っていたのですが、
フレアあり、オーロラあり、SDOサイトのトラブルありと、
盛り沢山の内容になりました。
今年一年の変化が楽しみです。



GOES-15衛星のX線カメラによる太陽のフレア活動。
(c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3による、太陽の東端のCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


上記写真の黒点群の番号。
(c) SDO (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース


ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。