宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:08)
昨日、C2.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/10 --- ---
11/ 9 15:22 C2.4
11/ 8 18:18 M2.3
13:20 X1.1
11:33 C5.7
01:21 C6.0
01:02 C1.6
00:39 C1.7

黒点 11/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1887 9 β C1
1889 2 β ---
1890 58 βγδ X1
1891 17 βδ M2
1892 1 α ---
1893 1 α C2
1894 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:56 601 +3.3
-2 h 604 +0.5
-4 h 612 +2.9
-6 h 579 +0.9
-8 h 521 +0.5
-10 h 478 -4.5
-12 h 468 -8.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 -32 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -42 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -51 -/ -
-10 h -63 -/ -
-12 h -59 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 1x10^1
11/10 1.2 1x10^1
11/ 9 1.6 1x10^1
11/ 8 1.0 1x10^1
11/ 7 6.7 7x10^2
11/ 6 1.0 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/ 5 13:14 1890黒点群が大きく目立っています。太陽の裏側でCMEが発生しています。
2013/11/ 6 08:41 1890黒点群でX3.3の大規模フレアが発生しました。
2013/11/ 7 13:49 太陽のフレア活動は続いていて、Mクラスフレアが3回発生しています。
2013/11/ 8 13:12 太陽では小中規模のフレアが続いています。シベリア上空のオーロラをどうぞ。
2013/11/ 9 11:45 X1.1の大規模フレアが発生しました。また、高速太陽風が到来しそうです。
最新のニュース

2013/11/10 07:08 更新
太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まりました。

担当 篠原

昨日の午後、9日14時(世界時9日5時)頃から、
400km/秒だった太陽風の速度はゆっくりと上昇を始め、
深夜、10日1時(世界時9日16時)頃に600km/秒に達し、
以降6時間ほどその状態が続いています。

27日周期の図を見ると、
高速太陽風は前周期よりも1日ほど早く到来し、
最高速度は前周期よりも少し高まっています。

また、15nT近くに強まっていた太陽風の磁場強度は、
速度が上がり始めるとともに弱まっていき、
600km/秒に達した頃には5nTと平均的な値にまで下がって、
その後は安定しています。
従って、高速風は既に最高速度に達している様です。


太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュース以降、更に南向きに強まりました。
最高で-15nTの強い南向きになっています。

このため、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は500〜1000nTの間で活発な変化をしています。

AE指数は途中でデータがストップしていますが、
太陽風磁場の南北成分は、この頃から北寄りに変わっています。
従って、磁気圏活動もこの頃から
規模が小さくなっている可能性があります。

その時間帯に入っていますが、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの様子を紹介します。
オーロラの帯が、空を左右に伸びて輝いています。

前周期の高速風は、4日ほど続きました。
今回もその程度が目安になるかもしれません。


太陽は、活動が弱まっています。
フレアの記録としては、C1〜2の小さいフレアが12回と、
数は多いのですが、規模は小さくなり、
X線グラフの変化も迫力がなくなっています。

一連の活動も、このあたりで一段落となるのでしょうか。




ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。