宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:41)
今日、X3.3の大規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 07:08 X3.3
06:00 C6.9
03:02 M1.0
01:56 C2.5
01:35 C2.3
11/ 5 20:44 C8.0
18:11 C3.5
17:12 M2.5
08:43 C1.9
11/ 4 19:45 C2.1
14:30 C3.3
01:22 C9.9

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1882 2 β ---
1884 10 βγ C3
1885 2 α C4
1887 23 βγ ---
1888 2 β ---
1889 10 β C2
1890 31 βγδ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:28 340 +0.8
-2 h 338 -1.9
-4 h 348 -0.8
-6 h 347 +1.6
-8 h 345 +0.1
-10 h 356 -1.3
-12 h 361 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 5x10^2
11/ 6 1.0 5x10^2
11/ 5 1.4 4x10^2
11/ 4 1.2 4x10^2
11/ 3 3.4 3x10^2
11/ 2 1.8 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/ 1 12:02 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。M1.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 2 12:54 M6.3の中規模フレアが発生しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/11/ 3 13:17 1884黒点群のフレア活動は続いています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2013/11/ 4 13:28 10月の黒点数は85.6でした。M5.0とC9.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 5 13:14 1890黒点群が大きく目立っています。太陽の裏側でCMEが発生しています。
最新のニュース

2013/11/ 6 08:41 更新
1890黒点群でX3.3の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、6日7時(世界時5日22時)に、
太陽の南東にある巨大な1890黒点群で、
X3.3の大規模フレアが発生しました。
Xクラスフレアの発生は、日本時間10月30日朝のX2.3以来、
ちょうど一週間ぶりです。

1890黒点群は、昨日のニュース以降、
M2.5、M1.0、C6.9など活発にフレアを起こし続け、
今朝のXクラスに繋がった様です。

この1日間の活動の様子を、SDO衛星AIA193の動画で見てください。
南東(左下)の活動領域でチカチカと頻繁に輝きが発生し、
最後に大きな輝きが発生しています。

1890黒点群の現在の姿を、SDO衛星可視光写真で掲載します。
大きく複雑な姿を保っています。
引き続きフレアの発生に注意が必要でしょう。

GOES衛星のX線グラフを見ると、
X3.3のフレアは変化が短時間で終わるタイプの現象です。
このため、激しいCMEは伴っていないのではないかと思います。
詳しくは明日にお知らせできるでしょう。


太陽風は、静かな状態が続いています。
昨日までは、速度が350〜400km/秒の間を小さく変化していましたが、
昨夜以降、350km/秒に下がりきり、
現在は340km/秒と更に低くなりかけています。
磁場強度も、6nTから一段下がって、4nTとやや弱い値になっています。

磁気圏も概ね静穏です。
昨夜までは、太陽風磁場の南北成分が南寄りになっていたため、
AE指数に200nTくらいの小さい変化が見られていた様ですが、
その後、磁場が0nT付近になると、AE指数の変化もなくなっています。

この辺りは太陽風磁場の振れ方次第ですが、
基本的には磁気圏の活動も穏やかに推移するでしょう。




SDO衛星AIA131による、太陽の南東で発生したX3.3の大規模フレア。
(c) SDO (NASA)


1890黒点群を中心とした活発なフレア活動。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1890黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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