宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
今日、X2.3の大規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/30 06:42 X2.3
03:23 C9.4
00:08 C3.5
10/29 18:53 C6.3
15:39 C2.3
13:30 C3.7
13:03 C2.5
12:28 C2.9
12:03 C3.3
05:47 M1.5
00:46 M1.9
10/28 23:45 M4.4
23:22 C3.6
23:00 M2.8
20:29 M1.4
18:15 C5.2
13:31 M5.1
10:24 X1.0
02:47 C9.2
02:24 C5.7
01:37 C2.8
00:22 C3.2

黒点 10/30 (NOAA)
磁場 フレア
1875 10 βγδ X1
1877 9 βγ M1
1879 2 β ---
1882 34 βγ M4
1883 2 α ---
1884 22 βγδ C2
1885 6 β ---
1886 6 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 323 +3.7
-2 h 337 -2.0
-4 h 336 +0.6
-6 h 331 +5.4
-8 h 338 -2.3
-10 h 337 -4.3
-12 h 324 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.6 2x10^1
10/30 3.5 3x10^2
10/29 4.5 8x10^2
10/28 3.1 1x10^3
10/27 0.8 1x10^3
10/26 0.8 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/25 11:44 中小規模のフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2013/10/26 07:41 東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。
2013/10/27 12:29 Mクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速ですが、今後乱れるかもしれません。
2013/10/28 15:02 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、擾乱はまだ来ていません。
2013/10/29 13:08 Mクラスのフレアが続いています。CMEも発生していて、太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2013/10/30 12:45 更新
今朝、X2.3の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。

担当 篠原

今朝、太陽の西の端(右端)に達した1875黒点群で、
X2.3の大規模フレアが発生しました。
1875群は既に太陽の向こう側に回っていて、
可視光写真では見ることはできません。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
向こう側に回ってしまう直前に発生した様で、
ほぼ真横からフレアの発生を見ています。

フレアに前後して、南側の1877黒点群付近から南に向かって、
コロナのガスが激しく噴き出す様子も見えています。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球からは、真横に向かって噴き出していますが、
噴出の様子から、多少、地球方向にも向かっているかもしれません。
2〜3日後くらいの太陽風に、影響が見られる可能性があります。

太陽では、南半球の中央から東側(左側)にある、
1882、1884、1885の3つの黒点群が目立っています。
昨日のニュース以降は、1882群でC2.0が起きた程度ですが、
今後の注目はこれらの黒点群になりそうです。


太陽風は、300km/秒台前半の低速の風が続いています。
昨夜、29日19時(世界時29日10時)頃から、
太陽風の磁場強度が10nTに高まり、
プラズマ密度も1個/cm^3から10個/cm^3に増える変化が起きています。
速度の変化は小幅でしたが、CMEの弱い影響が到来したのかもしれません。

太陽風の磁場強度は、その後も5〜10nTの範囲で推移しています。
南北成分が南向きに強まる時間帯もあり、
AE指数では300〜600nTの小規模の活動が観測されています。

その他の時間帯では、磁気圏は穏やかです。



太陽の西の端で発生したX2.3の大規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、太陽の南東側の黒点群たち。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。