宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
今日、M3.1の中規模フレアが発生しました。
また、X2.1の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/27 07:29 C3.1
04:48 M1.0
03:56 M3.1
02:54 C3.2
02:28 C6.5
02:05 C8.8
10/26 19:47 M1.8
18:17 M1.5
17:52 C4.4
17:37 C5.2
14:48 M2.3
12:37 C4.0
12:04 C2.7
11:41 C4.5
08:13 C3.6
07:49 C3.2
05:54 M1.9
04:03 M2.3
02:01 M1.3
10/25 23:52 X2.1
23:30 C7.9
22:30 C2.3
18:44 M1.0
16:45 X1.7
15:48 C2.9
15:09 C3.4
11:28 M2.9
08:18 C2.1
07:04 C5.7
06:09 C3.3
04:23 C2.4
02:59 C2.2

黒点 10/27 (NOAA)
磁場 フレア
1872 2 β ---
1875 38 βγδ C5
1877 15 βγ C9
1879 6 β ---
1881 4 β ---
1882 11 βγδ X2
1883 2 α ---
1884 2 α M3
1885 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 293 +5.4
-2 h 290 +2.5
-4 h 293 +2.3
-6 h 282 -0.6
-8 h 287 -0.0
-10 h 287 -2.2
-12 h 288 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
10/27 0.7 1x10^3
10/26 0.8 1x10^3
10/25 0.3 1x10^3
10/24 0.5 2x10^3
10/23 0.8 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/22 14:19 太陽でM1.0のフレアが発生しました。またフィラメントの噴出も発生しています。
2013/10/23 16:39 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/10/24 13:24 M9.3を最大に、Mクラスフレアが4回発生しました。
2013/10/25 11:44 中小規模のフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2013/10/26 07:41 東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。
最新のニュース

2013/10/27 12:29 更新
Mクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速ですが、今後乱れるかもしれません。

担当 篠原

Mクラスフレアなど、太陽の活発な活動が続いています。
Xクラスのフレアを起こした1882黒点群では、
M2.3、M1.5、M1.8、M1.0と中規模フレアが続き、
この他にもCクラスの小規模フレアが6回ほど発生しています。

そして、東の端から新しく現れた1884黒点群では、
今日の早朝に、M3.1のフレアが起きています。
これは、昨日以降最大の規模のフレアです。
1884群の今後の活動に注目して下さい。

更に、西側の1875、1877黒点群では、
Cクラスのフレアが10回ほど発生しています。
こちらの黒点群にも注意が必要です。


今日の太陽の可視光写真から、
赤道付近を切り出して、大きく掲載します。
左から右まで大きい黒点がいくつも並び、迫力ある太陽の姿です。

太陽活動の様子を、SDO衛星AIA193の動画で紹介します。
左や右とあちこちでフレアの爆発が発生し、
加えて、フィラメントの噴出も発生しています。

これらの活動により、
太陽から周辺へ向かってCMEも次々に飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧下さい。
昨日のXフレアのCMEに続いて、
これらの影響も地球に到来するかもしれません。


太陽風は、昨日のニュースの後、
速度が290km/秒にまで下がっていました。
磁場強度も、5nTで落ちついています。

今朝、27日7時(世界時26日22時)に太陽風の小さい乱れが到来して、
速度が300km/秒に、磁場強度が6nTに、
それぞれ少しだけ上がっています。
短時間の急な変化でなければ、気づかない程度の大きさです。

磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。


明日以降、太陽の活発な活動による太陽風の乱れが到来しそうです。
速度の変化が注目されますが、
太陽風の磁場が大きく南向きに振れると、
磁気圏の活動はより激しいものになります。
オーロラのライブカメラとともに、
太陽風の磁場変化にも注目して下さい。




SDO衛星による太陽の拡大写真。東から西まで大きい黒点が並んでいる。
(c) SDO (NASA)


太陽のあちこちで発生するフレアとフィラメント噴出の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽から次々に噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。