宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 08:31 M1.3
05:00 C3.3
02:00 C1.8
00:22 C6.6
10/15 23:37 C4.4
23:12 C2.2
19:25 C2.9
17:12 C2.8
16:48 C2.8
14:03 C9.5
12:05 C1.9
10:39 C2.4
07:48 C7.4
06:19 C3.4
10/14 21:55 C8.0
08:54 C1.8
02:49 C4.5

黒点 10/16 (NOAA)
磁場 フレア
1861 17 β C7
1863 2 β ---
1864 1 α ---
1865 11 βγδ M2
1867 4 β ---
1868 1 α ---
1869 2 β C2
1870 8 β ---
1871 1 α ---
1872 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 515 -2.1
-2 h 520 -2.8
-4 h 523 -2.0
-6 h 530 -0.0
-8 h 538 +2.0
-10 h 534 +2.2
-12 h 531 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
10/16 0.3 9x10^2
10/15 0.7 3x10^2
10/14 0.5 8x10^2
10/13 0.5 2x10^3
10/12 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/11 12:57 1861黒点群が大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。
2013/10/12 12:43 M1.5の中規模フレアが発生しました。Cクラスのフレアも多数起きていて、太陽は活発です。
2013/10/13 12:38 M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
2013/10/14 12:32 太陽ではCクラスのフレアが続いていますが、活動はやや弱まっています。
2013/10/15 13:57 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2013/10/16 12:21 更新
1865黒点群でMクラスのフレアが2回発生し、活発な活動が続いています。

担当 篠原

太陽の南側にある1865黒点群の活動度が更に高まり、
Mクラスのフレアが2回発生しています。

昨日の朝以降のおよそ1日間の黒点群の活動を、
SDO衛星AIA131の拡大写真の動画で紹介します。
激しく何度もフレアの爆発が発生しています。

Mクラス程度の規模の大きいフレアは、
15日14時(世界時15日5時)のC9.5、
15日17時半(世界時15日8時半)のM1.8、
今朝、16日8時半(世界時15日23時半)のM1.3があり、
更に、C4.4、C6.5、そして、C1〜3のフレアが5回ほど
1865黒点群で発生しています

1865黒点群(左下)から、隣の1864群(中央)、
さらに1861群(右上)まで含めた太陽の可視光拡大写真を掲載します。
黒点としては1861群の方が大きく、目立っています。


GOES衛星のX線グラフは、この1日間とても活発に変化しています。
引き続き、フレアの発生に注目して下さい。

また、これらフレアの中には、CMEを伴うものもあると思われます。
その影響で太陽風の乱れもしばらく続く可能性があります。


現在の太陽風は、500km/秒台前半の高速風が続いています。
昨日から今日にかけて、
500km/秒から550km/秒の間をゆっくりと変化しています。

磁場強度は、昨夜のうちに4nTヘ下がっています。
コロナホールに関係する高速風の領域としては、
後半に入っている様です。
しかし、これに加えてCMEの影響も到来する可能性があります。
引き続き、太陽風の変動に注意して下さい。


磁気圏では、中規模の活動が続いています。
AE指数は、500〜750nTくらいの変動が頻繁に発生しています。
高速風が続いているので、
今後も磁気圏は活動的な状態が続く可能性があります。

また、CMEによって、強い磁場が運ばれてくると、
強い南向きによって激しい磁気圏擾乱が発生する可能性もあります。
カナダやアラスカのライブカメラにも注目して下さい。




SDO衛星AIA131による、1865黒点群の活発なフレアの活動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。左から、1865、1864、1861黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。