宇宙天気 2013/10/15

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by KNCT
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (13:57)

今日、C7.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。

太陽風の速度がやや高くなっています。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
10/15	12:05	C1.9
	10:39	C2.4
	07:48	C7.4
	06:19	C3.4
10/14	21:55	C8.0
	08:54	C1.8
	02:49	C4.5
10/13	09:03	M1.7
	07:01	C2.9
	02:05	C1.8

黒点 10/15 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
1857	1	α	---
1861	9	βγ	C7
1863	3	β	---
1864	1	α	---
1865	10	βγδ	M2
1867	5	β	---
1868	1	α	---
1869	2	β	C2
1870	3	β	---
1871	1	α	---

太陽風 (ACE)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
13:47	526	+0.4
-2 h	526	-0.7
-4 h	469	-1.7
-6 h	465	-2.3
-8 h	471	-3.2
-10 h	461	-4.7
-12 h	458	-2.9

磁気圏 (NICT)

時刻 JST	環電流 nT	沖縄擾乱 nT
13:30	-28	-/ -
-2 h	-30	-/ -
-4 h	-31	-/ -
-6 h	-32	-/ -
-8 h	-32	-/ -
-10 h	-24	-/ -
-12 h	-24	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.3 ↑	4x10^1
10/15	0.7	3x10^2
10/14	0.5	8x10^2
10/13	0.5	2x10^3
10/12	0.4	1x10^3
10/11	0.3	8x10^2

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線5分・1分 (GOES)

X線写真・動画 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

EIT195 (SOHO)

EIT284 (SOHO)

Canada (CSA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2013/10/10 10:18　太陽風の速度は470km/秒に下がり、太陽風の乱れは終わりつつあります。; 2013/10/11 12:57　1861黒点群が大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。; 2013/10/12 12:43　M1.5の中規模フレアが発生しました。Cクラスのフレアも多数起きていて、太陽は活発です。; 2013/10/13 12:38　M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。; 2013/10/14 12:32　太陽ではCクラスのフレアが続いていますが、活動はやや弱まっています。; 最新のニュース

2013/10/15 13:57　更新
太陽風は500km/秒台の高速風になっています。Cクラスのフレアが続いています。

担当　篠原

昨日の午後、14日15時(世界時14日6時)頃から、
太陽風の速度が上昇を始め、
14日20時(世界時14日11時)には450km/秒とやや高速になり、
そして、今朝、15日10時(世界時15日1時)には、
530km/秒へもう一段上昇して高速の風になっています。

コロナホールの影響が回帰したのではないかと思います。
27日周期の図で比較すると、前周期よりも1日ほど早くなっています。

太陽風の磁場強度も同じく、10nTをやや超えるくらいに高まりました。
今朝になって、8nTへ少し下がっていますが、依然強まった状態です。

磁場の南北成分は、昨日のニュース以降も南寄りの傾向が続きました。
-3〜-5nTくらいの南向きになる時間帯が多く、
速度が高まったことも重なって、
AE指数で500nTから1000nTに達する活発な磁気圏活動が
連続して発生しています。

極域ではオーロラの活動が強まっています。
ノルウェーのトロムソの全天カメラでは、
雲の合間から、あるいは雲そのものを光らせて
オーロラが観測されています。

太陽風の乱れはまだ続く可能性があります。
一昨日、13日9時(世界時13日0時)のM1.7フレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)が発生し、
噴出したガスが地球方向に向かっています。

SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
南側を包む様に、白いガスが噴き出しています。
この太陽風の乱れが、今夜か明日くらいに地球に到来しそうです。
現在の太陽風の乱れに上乗せされる変化になるかもしれません。

太陽では、昨夜、14日22時(世界時14日13時)に、
太陽の南寄りの1865黒点群でC8.0、
今朝、15日8時(世界時14日23時)に、西寄りの1861黒点群でC7.4と、
大きいCクラスのフレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画をご覧下さい。

この他にも、C1〜2の小規模フレアが何度も発生して、
太陽は活動的になっています。
この後も、Mクラスのフレアなどに注意して下さい。