宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
昨日、C4.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/10 --- ---
7/ 9 22:25 C2.3
16:15 C2.0
11:37 C2.8
07:12 C4.5
7/ 8 10:18 C9.7

黒点  7/10 (NOAA)
磁場 フレア
1784 3 α ---
1785 42 βγδ M1
1787 23 βγ C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 382 -8.9
-2 h 395 -6.6
-4 h 403 -3.6
-6 h 409 +7.0
-8 h 349 +7.9
-10 h 338 +8.2
-12 h 339 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
7/10 0.3 6x10^2
7/ 9 0.3 6x10^2
7/ 8 0.3 5x10^2
7/ 7 0.3 2x10^2
7/ 6 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/ 5 12:23 太陽ではCクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
2013/ 7/ 6 12:58 太陽風磁場が南向きに強まっています。磁気圏の活動も活発になっています。
2013/ 7/ 7 09:25 太陽風磁場の強い南向きが続き、活発な磁気圏活動が続きました。
2013/ 7/ 8 10:42 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気圏は静穏です。太陽でCクラスのフレアが続いています。
2013/ 7/ 9 12:27 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は低速で磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2013/ 7/10 12:12 更新
太陽風磁場が強まり、南向きに振れています。磁気圏の活動もやや強まりそうです。

担当 篠原

太陽の1785、1787黒点群は、規模の縮小が続いているようで、
今日の写真では、また少し小さくなった様に見えます。
小規模のフレアの発生は続いていて、
C2.0、C2.3、C1.3などが1785、1787黒点群で発生しています。

また、太陽の北半球の中緯度域で、
9日23時(世界時9日14時)にフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
そして、噴き上がった後のCMEの様子を、
STEREO Behind衛星のCOR2カメラが捉えています。
地球のある右に向かって、白いガスが噴き上がっています。

太陽の中心付近で発生していることから、
CMEによる太陽風の乱れは地球に到来する可能性があります。
13〜14日あたりの太陽風に弱い乱れが見られるかもしれません。


太陽風は、速度が300km/秒から350km/秒に少し上がっていますが、
低速の状態は続いています。

磁場強度が5nTから12nTくらいに強まっていて、
南北成分の振れも大きくなっています。
現在は-10nTと南に大きく振れていて、この状態が続くと、
磁気圏の活動もある程度大きくなりそうです。
(現在のAE指数は、500nTくらいの変化です)

磁場の南向きが強まり始めた頃、
世界時9日23時の昭和基地のオーロラの動画を掲載します。
オーロラの明るい光が、激しく空で踊っています。
この時間帯も10秒間隔の撮影だったので、
よりなめらかにオーロラの動きを捉えています。


この後も、低速の太陽風が続くと思われますが、
磁場の南向きの変化に注目して下さい。



1785、1787黒点群は縮小している様です。
(c) SDO (NASA)


太陽の中央部で発生したフィラメント噴出と、地球方向に飛びだしたCME。
(c) SDO (NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南極の昭和基地で、世界時9日23時に観測された激しいオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。