宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、C4.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 6 11:28 C4.1
10:00 C2.3
06:26 C3.5
04:30 C4.9
04:01 C1.8
00:28 C3.6
7/ 5 21:55 C8.5
20:57 C2.7
20:19 C2.8
15:01 C2.2
11:37 C3.3
09:52 C3.9
04:34 C6.8
03:42 C5.9
7/ 4 14:20 C3.9
10:52 C3.0
09:04 C8.9
04:59 C6.0
01:26 C1.6

黒点  7/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1784 15 β ---
1785 42 βγδ C9
1787 14 βγ C9
1788 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 358 -12.6
-2 h 351 -12.3
-4 h 352 -9.7
-6 h 358 -3.0
-8 h 364 -0.3
-10 h 363 +3.8
-12 h 361 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -40 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
7/ 6 0.3 3x10^3
7/ 5 0.3 1x10^4
7/ 4 0.4 1x10^4
7/ 3 0.4 8x10^3
7/ 2 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/ 1 11:32 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。C1〜2の小さいフレアが続いています。
2013/ 7/ 2 12:20 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。6月の黒点数は53でした。
2013/ 7/ 3 12:01 C7の小規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
2013/ 7/ 4 11:51 太陽の活動が高まり、M1.5やCクラスフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
2013/ 7/ 5 12:23 太陽ではCクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2013/ 7/ 6 12:58 更新
太陽風磁場が南向きに強まっています。磁気圏の活動も活発になっています。

担当 篠原

太陽風磁場の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まっています。

太陽風の速度は、360km/秒と低速の状態が続いていますが、
昨日の午後から磁場強度が強まり始め、
それまでの5nTからゆっくりと上昇して、
現在は13nTまで強まっています。

そして、今朝、6日7時(世界時6日22時)頃から、
南北成分が大きく南に振れ始め、
現在は-13nTと磁場強度いっぱいに南に振れています。

この影響で、磁気圏の活動が強まっています。
AE指数は、既に1000nTに達する変化を記録しています。
南極の昭和基地では、活発なオーロラが観測されています。
その様子を、動画で紹介します。
空全体をオーロラの輝きが覆っています。

Dst指数も-50nTほど下がっていて、
磁気嵐が発生している様です。
今後、変化がより強まる可能性があります。

現在の太陽風は速度が遅いので、
磁場の乱れが通過するのにより長い時間かかることになります。
磁気圏の擾乱は、このまましばらく続くでしょう。


太陽は、1785、1787黒点群の活動が続いています。
昨日のニュース以降、Cクラスのフレアは14回発生しています。
大きいものは、5日22時(世界時5日13時)のC8.5、
6日4時半(世界時5日19時半)のC4.9、
6日11時半(世界時6日2時半)のC4.1などがあります。

今日も可視光の拡大写真を掲載しますが、
黒点は、大きく、複雑な姿をしています。
この後もフレアの発生に注目して下さい。



南極の昭和基地で、日本時間の6日朝に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数の速報値は、-50nTに減少しています。さらに発達しそうです。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星の可視光写真による、太陽南東部の1785、1787、1788黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。