宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 2 00:10 C1.8
7/ 1 01:44 C2.0
01:16 C1.3
00:12 C2.7
6/30 18:07 C1.6

黒点  7/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1777 1 α ---
1778 3 β C2
1780 6 β C3
1781 16 β C1
1783 2 β ---
1784 3 β ---
1785 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 450 +2.2
-2 h 447 +0.6
-4 h 441 +1.8
-6 h 453 +1.8
-8 h 466 +1.8
-10 h 467 +1.0
-12 h 476 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -28 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
7/ 2 0.2 2x10^4
7/ 1 0.3 9x10^3
6/30 0.4 3x10^3
6/29 0.5 1x10^3
6/28 0.8 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/27 11:14 太陽風は平均的な速度に下がりました。次の高速風が近づいています。
2013/ 6/28 10:25 太陽風の弱い乱れが到来しました。高速風の到来はこれからです。
2013/ 6/29 10:59 太陽風の磁場が大きく南向きに振れ、磁気圏の擾乱が大きくなっています。
2013/ 6/30 10:37 太陽風磁場の強い南向きは終わりました。その後、速度が少し上がっています。
2013/ 7/ 1 11:32 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。C1〜2の小さいフレアが続いています。
最新のニュース

2013/ 7/ 2 12:20 更新
ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。6月の黒点数は53でした。

担当 篠原

ニュージーランドの米戸さんより、
磁気圏の活動が活発になっていた6月29日に
南島のクィーンズタウンで撮影されたオーロラの写真をいただきました。
南の空低く、赤く輝くオーロラです。

写真の中央下の明るい星はカノープスだそうです。
日本では冬の頃に地平線近くにかろうじて見える星ですが、
この写真では、天の南極の下を通っています。
また、カノープスより上の空は、日本からは見えない南天の星たちです。

現在、南半球のニュージーランドは冬です。
米戸さんによると、氷点下の観測だったそうです。
とてもきれいな写真をありがとうございます。
今回の写真は、赤い色が特に印象的でした。



オーロラに続いて太陽の話題です。
太陽黒点数の6月の平均値がSIDCより発表されました。
前の2ヶ月よりも少し下がって、52.5とのことでした。
2枚目の図に1994年以降のグラフを掲載します。
6月は直前からは一段下がっていますが、その前の変化と繋がるくらいの値で、
あまり高くはない現在の極大期を構成するデータのひとつとなっています。



その太陽では、東の端から1785黒点群が現れ、
C1の小規模フレアを3回起こしています。
今後どのような活動を起こすのか注目して下さい。


太陽風は、速度がゆっくりと下がり、
450km/秒とやや高速の風になっています。

この後は、基本的には穏やかな風になると思われますが、
27日周期の図を見ると、
前周期のこの期間(6月5日以降)は400km/秒台の変化が長く続いています。
今回も速度が大きく下がることはないかもしれません。


太陽風磁場の南北成分は、小さい振幅の変化ですが、
南寄りから北寄りに変わっています。
このため、磁気圏の活動度は下がり、
AE指数の図の後半は変化がなくなっています。


放射線帯の高エネルギー電子の増加が続いて、
GOES15(青線)は10,000を超えています。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地6月29日21時21分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


1994年以降の太陽黒点相対数の月平均値の変化。
(c) SIDC、(作図 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。