宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:58)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/22 11:30 C2.9
06:39 M1.6
05:18 C2.0
02:46 C3.5
3/21 --- ---
3/20 09:39 C5.5
01:07 C1.7

黒点  3/22 (NOAA)
磁場 フレア
1692 7 β C4
1695 2 β ---
1701 6 β ---
1702 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 455 +0.9
-2 h 442 +5.6
-4 h 436 +5.9
-6 h 431 +4.6
-8 h 431 +1.2
-10 h 434 +1.2
-12 h 440 +3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -27 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -42 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
3/22 0.3 8x10^3
3/21 0.5 4x10^3
3/20 0.3 1x10^3
3/19 0.4 5x10^2
3/18 4.8 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/17 10:08 15日のCMEによる太陽風擾乱の到来が近付いています。パンスターズ彗星の様子もどうぞ。
2013/ 3/18 10:23 太陽風の乱れが到来し、速度は750km/秒に達しました。激しい磁気圏活動が発生しています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 3/19 12:10 太陽風の乱れは終わりつつあります。磁気圏は穏やかです。昨日に続いてアラスカのオーロラ写真をどうぞ。
2013/ 3/20 13:03 太陽風は500km/秒と高速風に戻っています。アンカレッジのオーロラ写真をどうぞ。
2013/ 3/21 12:13 太陽風は500km/秒と高速で、磁場が南向きに振れてオーロラの活動も強まっています。
最新のニュース

2013/ 3/22 11:58 更新
太陽でM1.6のフレアが発生しました。太陽風はやや高速ですが、磁気圏は静かです。

担当 篠原

今朝、22日7時(世界時21日22時)に、太陽の西の端の1692黒点群で、
M1.6の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

1692黒点群は、昨夜以降にC1〜3の小規模フレアを4回ほど発生させ、
その後、Mクラスのフレアに達しました。
X線のグラフを見ると、変動の強まりが良く分かります。

1692黒点群は、この後太陽の向こう側に回ってしまい、
地球からは見えなくなります。

太陽はその他に目立った黒点はなく、活動は穏やかなになるでしょう。


太陽風は、昨日のニュースの直後に速度が450km/秒ほどに下がり、
そのまま、やや高速の状態で安定しています。
磁場強度は、7nTと少し強めの状態が続いていましたが、
ACEのグラフの最後で、5nTくらいに下がっています。

太陽風磁場の南北成分は、北向きの傾向に切り替わり、
磁気圏の活動は静かになっています。
AE指数のグラフは、前半に変動が残っているだけで、
中盤以降は全く変化していません。

今のところ、CMEの影響は特にやって来ていないようです。
このままであれば、この後、速度は次第に下がって行き、
穏やかな太陽風になりそうです。



SDO衛星AIA131による、太陽の西の端で発生したM1.6のフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。