宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:37)
昨日、C8.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 7 --- ---
2/ 6 09:03 C8.8
2/ 5 17:11 C6.3
05:34 C1.9

黒点  2/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1665 1 α ---
1667 6 β C9
1669 2 α C6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 345 +0.6
-2 h 337 -1.1
-4 h 337 -1.1
-6 h 332 +0.4
-8 h 331 +0.7
-10 h 310 -1.8
-12 h 316 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -1 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
2/ 7 0.3 2x10^2
2/ 6 0.4 2x10^2
2/ 5 0.4 2x10^2
2/ 4 0.3 5x10^2
2/ 3 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 2/ 2 12:43 太陽風の磁場と速度が高まっています。オーロラも活動的になるかもしれません。
2013/ 2/ 3 14:10 太陽風の強まりによりオーロラの活動も高まりました。C2のフレアが2回発生しています。
2013/ 2/ 4 12:52 C8のフレアが発生しました。1月の黒点数は62.9でした。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/ 2/ 5 10:18 太陽風は350km/秒の低速風です。C2のフレアが2回発生しました。
2013/ 2/ 6 11:37 太陽でC6、C8のフレアが発生しています。太陽風は低速で磁気圏も静かです。
最新のニュース

2013/ 2/ 7 11:37 更新
昨日のC8フレアに伴ってCMEが発生しています。太陽風の磁場が少し強まっています。

担当 篠原

昨日のC8.7フレアに伴うCMEの様子を紹介します。

1枚目は、SDO衛星AIA304によるフレア前後の動画です。
コロナのガスが激しく噴き上がっています。
2枚目は、SOHO衛星LASCO C3によるCMEの噴出の様子です。
太陽の北東(左上)に向って、白いガスが飛び出しています。
淡い第一波が勢い良く飛び出して、少し遅めに第二波が飛び出しています。

地球に対して斜め上方向を中心に噴き出している様で、
地球への影響は弱いものになりそうです。
フレアの発生が昨日(6日)の朝なので、到来は3〜4日後と考えると、
9〜10日くらいではないでしょうか。

太陽風が磁場の強まりを運んで来て、南向きに大きく振れた場合は、
激しいオーロラ嵐の発生が期待できるので、
オーロラ観望としては太陽風擾乱の到来に注目してください。


太陽では、その後フレアは発生していません。
黒点も小さいままで、太陽の活動は穏やかです。


太陽風は、速度は320km/秒から340km/秒と低速の風が続いています。
一方、磁場強度は、昨日は4nTでしたが、その後ゆっくりと強まり始め、
現在は8nTへやや強まっています。

27日周期の図を参照すると、
前周期の1月11日以降に太陽磁場の強まりが見られていたので、
その変化が戻ってきているのかもしれません。
すると、このまま2日くらい磁場強度の強まりが続き、
やがて、太陽風の速度が高まって行くことになるかもしれません、

太陽風磁場の強まりとともに、南北成分が南北に揺れ始めています。
この傾向が続くと、オーロラの活動がやや高まる可能性があります。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球のコロナホールは太陽の中心線上に来ています。
ここから吹き出している速度の高い太陽風が、
地球に向かって流れているところでしょう。



SDO衛星AIA304による、6日朝に発生したC8.7フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の北東へ噴き出したCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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