宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:50)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 6 06:16 C2.2
1/ 5 18:26 M1.8
13:28 C2.9
08:46 C2.3
1/ 4 06:27 C1.7

黒点  1/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1638 1 α ---
1640 11 βγδ C2
1641 3 α ---
1642 1 α ---
1644 4 β ---
1645 5 β ---
1646 1 α ---
1647 3 β ---
1648 3 β ---
1649 1 α ---
1650 5 β C3
1651 1 α ---
1652 1 α M2
1653 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 301 -1.0
-2 h 303 +0.1
-4 h 307 -1.0
-6 h 308 -0.4
-8 h 303 -0.7
-10 h 302 -0.7
-12 h 310 -1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -6 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
1/ 6 0.3 2x10^1
1/ 5 0.4 2x10^1
1/ 4 0.4 3x10^1
1/ 3 0.3 3x10^1
1/ 2 0.3 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 1/ 1 13:58 太陽はBクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2013/ 1/ 2 11:48 太陽風は300km/秒の低速風になりました。12月の黒点数は40.8でした。
2013/ 1/ 3 10:29 太陽風磁場が南寄りに振れて、オーロラの活動が少し高まりました。
2013/ 1/ 4 09:51 太陽風は300km/秒と低速の風が続いています。太陽の黒点が増えています。
2013/ 1/ 5 13:28 太陽の東端から黒点が現われ、現在12個の黒点群が見えています。
最新のニュース

2013/ 1/ 6 11:50 更新
太陽の黒点群が14個に増えています。M1.7のフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽の北東端(左上)から1652群、1653群と
2つの黒点群が姿を現しました。
このため、黒点群リストは14個の群番号が並んでいます。

太陽面は西(右)から東(左)まで黒点がずらっと並んでいます
(南西部が空いているくらいです)。
壮観ですので、太陽の可視光写真を1枚目に大きく掲載します。
黒点の群番号は、下の通常の可視光写真を参照して下さい。

丸っこい黒点が目立っていて、
形が複雑で規模の大きな黒点群が見られないのが残念な気もします。

SIDCのデータによると、
現在の第24活動周期の黒点相対数のこれまでの最高値は、
2011年10月21日の136でした。
今日の黒点相対数がいくつになるのかは、
来月初めのSIDCの発表を待つ必要がありますが、
今期の最高記録を更新するかもしれません。


昨夕、5日18時半(世界時5日9時半)に、
東の端から現れた1652黒点群でM1.7の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアの発生は、
2012年11月28日のM2.2以来、およそ40日ぶりです。

1652黒点群は、その前にC2.3のフレアも起こしています。
2つのフレアの様子を、SDO衛星AIA131カメラの動画でご覧ください。
1つめのフレアは、太陽の向こう側で発生していた様に見えます。
実際にはより規模の大きい現象だったのかもしれません。

この他にも、1650黒点群、1653黒点群でC1〜2のフレアが発生しています。
太陽の東側の活動に注目してください。


太陽風は、速度が350km/秒から300km/秒に下がり、
遅い速度の風になっています。
磁場強度も4〜5nTで安定しています。

磁場の南北成分は、やや南寄りになっています。
振れ幅は小さいのですが、
その影響でAE指数には小さな変化が発生しています。
極域では弱いオーロラの活動が見られたのかもしれません。

SDO衛星AIA193を見ると、
コロナホールの先頭(右端)は西半球の中程に進んでいます。
明日くらいからこの領域の影響が到来するかもしれません。
太陽風は弱い変化に留まると思いますが、
磁場が強まって南向きに振れると、
活発なオーロラの活動を起こす可能性があります。



SDO衛星による太陽の可視光写真。14個の黒点群がひしめいています。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星AIA131カメラによる、太陽北東端の1652黒点群で発生したフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。