宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:11)
昨日、C5.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/11 --- ---
12/10 14:37 C5.5
02:20 C1.4
12/ 9 --- ---

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
1629 14 β ---
1630 15 β C6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 315 +0.1
-2 h 316 +1.2
-4 h 314 +0.7
-6 h 313 -2.1
-8 h 322 +0.4
-10 h 316 +3.6
-12 h 303 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 11 -/ -
-2 h 18 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 19 -/ -
-10 h 6 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
12/11 0.4 3x10^1
12/10 0.3 5x10^1
12/ 9 0.3 6x10^1
12/ 8 0.4 6x10^1
12/ 7 0.3 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/ 6 11:16 太陽は穏やかです。太陽風も低速で磁気圏も静かです。12月の黒点数をどうぞ。
2012/12/ 7 12:26 太陽風は300km/秒とだいぶ低速です。太陽のフレア活動も静かです。
2012/12/ 8 14:08 太陽風の速度が260km/秒近くまでかなり下がっています。
2012/12/ 9 10:49 太陽風は300km/秒を割る低速風が続いています。磁気圏も静穏です。
2012/12/10 12:30 太陽風磁場が南向きになって、オーロラの活動をやや高めています。
最新のニュース

2012/12/11 10:11 更新
太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽の活動も穏やかです。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
速度は、340km/秒から320km/秒へより低下しています。
磁場強度は、一時的に8nTに少し強まった時間帯もありますが、
全体としては5nTと平均的な強度で安定しています。

太陽風磁場の南寄りの傾向は、日本時間で昨日いっぱい続きました。
現在は0nTをはさんで、南北に振れています。

AE指数のグラフは小さな変化が数回発生している程度で、
ノルウェー・トロムソの全天カメラでも、
弱いオーロラが一時的に見られた程度で、
穏やかな状態でした。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球中央の高緯度寄りに小さなコロナホールが見えています。
緯度が高めであることと、小さいことから、
地球への影響はほとんどなさそうです。

また、この写真では、南東部にも少し広いコロナホールが見えています。
こちらも緯度は高めですが、広さがあるので、
ある程度影響はやって来るかもしれません。
5〜6日後くらいになりそうです。


太陽は、中央部の1630黒点群で
10日15時(世界時10日6時)にC5.5の小規模フレアが発生しています。
しかし、以降は目立ったフレアの発生もなく、穏やかな状態です。

太陽の東端で、コロナのループ構造などの美しい動きを
SDO衛星AIA171カメラで見ることができました。
動画を掲載しますのでご覧ください。
1日半ほどの映像です。



SDO衛星AIA171カメラによる、太陽の東端の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。