宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:16)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 6 --- ---
12/ 5 09:05 C1.7
12/ 4 --- ---

黒点 12/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1621 5 β ---
1623 7 β ---
1625 2 α ---
1626 2 β ---
1627 1 α ---
1628 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 336 +0.2
-2 h 338 -0.8
-4 h 330 +0.6
-6 h 335 -1.4
-8 h 340 -0.2
-10 h 353 -0.2
-12 h 347 +2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -3 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
12/ 6 0.3 5x10^1
12/ 5 0.4 5x10^1
12/ 4 0.3 7x10^1
12/ 3 0.3 7x10^1
12/ 2 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/ 1 12:36 太陽風は、低速の状態が続いています。太陽も落ち着いています。
2012/12/ 2 13:50 太陽風の磁場が強まっています。速度は低速のままです。
2012/12/ 3 12:01 太陽風は300km/秒とかなり低速です。太陽も静かです。
2012/12/ 4 13:02 太陽風の速度が400km/秒近くに上がっています。太陽は穏やかです。
2012/12/ 5 12:58 太陽風の速度は450km/秒に少し高まりました。現在は下がっています。
最新のニュース

2012/12/ 6 11:16 更新
太陽は穏やかです。太陽風も低速で磁気圏も静かです。12月の黒点数をどうぞ。

担当 篠原

SIDCより、11月の太陽黒点数が発表されています。
それによると、11月の平均値は61.4でした。
1枚目の図に、1994年以降の黒点数の変化を掲載します。

11月の太陽は比較的にぎやかだった印象があるのですが、
1日毎のデータを見ても、
最大値は17日の98と100には達していませんでした。
これは、前の活動周期の極大の頃と比べるとずいぶん低い印象で、
下の図の2000〜2002年頃を見ると、
月平均値ですら楽に100を超えています。

2000年頃の変化と比べると、
太陽活動の極大は、あと1年半くらいでしょうか。
あまり高まっていませんが、太陽の活発な期間も残りはこのくらいです。


その太陽は、今日も静かです。
深夜、6日2時半(世界時5日17時半)に、
西の端でB8.6の小さなフレアが発生しただけです。

東の端からは1628黒点群が顔を出しましたが、
規模は小さく、活動も特に見られません。


太陽風は、速度が350km/秒と低速で安定しています。
磁場強度も、2〜3nTと弱まったままです。

磁気圏も静穏で、AE指数のグラフには変化は見られません。
(帯のように太くなっているのは、どこかの観測点のデータエラーでしょう)


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真には、特にコロナホールは見られず、
太陽風は低速の穏やかな風が続くと思われます。



1994年以降の太陽黒点相対数の月平均値の変化。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。