宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 04:42 C2.4
6/10 15:39 M1.4
04:55 C2.1
01:43 M1.9
6/ 9 19:49 M2.0

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
1493 1 α ---
1494 1 α ---
1496 1 α ---
1497 6 β ---
1499 11 βγ C2
1504 7 β M2
1505 3 β ---
1506 2 β ---
1507 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 402 +0.2
-2 h 398 -1.6
-4 h 400 -2.7
-6 h 423 -1.8
-8 h 429 +0.1
-10 h 441 +4.3
-12 h 448 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
6/11 0.3 2x10^4
6/10 0.4 2x10^4
6/ 9 0.4 3x10^4
6/ 8 0.3 3x10^4
6/ 7 0.3 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/ 6 17:47 金星の太陽面通過が観測されました。太陽風は700km/秒台の高速風になっています。
2012/ 6/ 7 11:07 M2の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、650km/秒と下がりつつあります。
2012/ 6/ 8 15:18 大きめのCクラスフレアが2回発生しました。高速の太陽風は続いていますが、速度は低下傾向です。
2012/ 6/ 9 14:51 CMEが発生しています。太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。
2012/ 6/10 13:32 Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は平均的な風になり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 6/11 12:15 更新
黒点数の推移を紹介します。太陽はM1のフレアが発生しています。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

5月の太陽の黒点相対数が、SIDCより発表されています。
それによると月平均値は69.0でした。

1994年以降の推移をグラフにまとめます。
ゆっくりした長期変化(赤線)を追いかけると、
5月の値はちょうどその傾向に乗っている様に見えます。
第24活動周期は、そろそろピークに達すると考えられています。
この様子だと、前周期に対して半分くらいの高さで終わってしまいそうです。

その太陽では、昨日、10日15時半(世界時10日6時半)に、
東端の1504黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しています。
この黒点群は、現在最も活動的な様で、
昨日の記事で1499群で発生したとお知らせしたM1.9、M1.8の2つの中規模フレアも、
正しくは1504群だった様です。
今日のNOAAの報告では、1499から1504へ修正されていました。
GOESの動画では、両方が前後して光っていたので区別はできませんでした。

太陽は、1506群、1507群と2つの黒点番号が増えています。
引き続き、Cクラス、Mクラスフレアの発生に注意してください。


太陽風は、平均的な速度で安定しています。
昨日から440km/秒の状態が続いていたのが、今朝、420km/秒に若干下がった程度です。
磁場強度も、5nT前後と平均的な値です。

磁気圏は全体的には静穏の様です。
AE指数は300nTの小規模の変動が時々見られています。


太陽風は、今後も穏やかな状態が続きそうです。
SDO衛星AIA193を見ると、北半球の高緯度寄りに小さなコロナホールがあります。
多少、影響が見られるでしょうか。



約20年間の太陽黒点相対数の変化。
(c) SIDC、(作図 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。