宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:51)
昨日、C9.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 --- ---
6/ 8 16:11 C4.9
11:50 C7.7
04:27 C1.9
00:26 C9.2
6/ 7 23:18 C2.7
21:04 C2.0
08:54 C1.7
04:54 M2.2

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1493 4 β C5
1494 5 β M2
1496 1 α ---
1497 5 β ---
1498 1 βγ C2
1499 14 βγ C9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:47 490 -0.1
-2 h 485 +1.5
-4 h 490 +1.1
-6 h 495 +1.7
-8 h 508 +3.1
-10 h 510 +2.9
-12 h 544 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
6/ 9 0.4 3x10^4
6/ 8 0.3 3x10^4
6/ 7 0.3 4x10^4
6/ 6 0.3 6x10^3
6/ 5 0.3 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/ 4 12:54 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。Mクラスのフレアも発生しています。
2012/ 6/ 5 09:29 金星の太陽面通過は明日です。太陽風の速度は600km/秒台後半に上がっています。
2012/ 6/ 6 17:47 金星の太陽面通過が観測されました。太陽風は700km/秒台の高速風になっています。
2012/ 6/ 7 11:07 M2の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、650km/秒と下がりつつあります。
2012/ 6/ 8 15:18 大きめのCクラスフレアが2回発生しました。高速の太陽風は続いていますが、速度は低下傾向です。
最新のニュース

2012/ 6/ 9 14:51 更新
CMEが発生しています。太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。

担当 篠原

太陽の東側でフィラメントの噴出が発生しました。
その様子を、SDO衛星AIA193と304カメラで紹介します。
この写真では黒く見えているプラズマのかたまりが、
左に向かって勢い良く噴き出しています。

続いて、SOHO衛星のLASCOカメラを見ると、C2、C3とそれぞれのカメラで、
左下に向かってCME(太陽ガスの噴出現象)の白いガスが広がって行きます。
地球に対しては斜め方向ですが、
3日後くらいに太陽風の乱れとして多少影響が見られるかもしれません。

SOHOの動画では、ほぼ同時刻に左上、右下にもCMEが噴き出しています。
昨日から今日にかけて、太陽のフレアの発生は少し落ち着いた印象ですが、
太陽の活動はそれだけではありません。

そのフレアについては、昨日の午後、8日16時(世界時8日7時)に
1493黒点群でC4.8の小規模フレアが発生した程度です。
たくさん見えていた黒点達も次第に西に傾いて、
太陽面のにぎやかさも通り過ぎてしまいそうです。


太陽風は、どんどん速度が下がっています。
昨日の570km/秒から、現在は480km/秒と、
高速風の目安である500km/秒台を割っています。
6月4日に始まった高速太陽風は、明日には終わりそうです。

磁場強度は、5nTと平均的な強度に戻っています。
27日周期の図を見ると、
太陽風磁場のセクター境界を越えたことに関係する変化の様です。

磁気圏のオーロラ活動も小さなものに留まっています。


太陽風は、CMEによる一時的な乱れがなければ、
しばらく低速の穏やかな風が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い状態が続いています。



SDO衛星のAIA193, 304カメラによる、太陽の東側で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。左下へ噴き出しているCMEが上のフィラメントに対応している。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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