宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:29)
昨日、M3.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 5 --- ---
6/ 4 02:48 M3.4
6/ 3 --- ---

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1490 2 β ---
1492 2 β ---
1493 13 β ---
1494 2 α ---
1495 2 α ---
1496 7 β M3
1497 10 β ---
1498 2 α ---
1499 3 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 673 +1.5
-2 h 586 +1.7
-4 h 582 -2.0
-6 h 570 +0.1
-8 h 570 +0.2
-10 h 558 -0.4
-12 h 565 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -39 -/ -
-2 h -42 -/ -
-4 h -43 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
6/ 5 0.3 5x10^2
6/ 4 0.4 9x10^1
6/ 3 0.5 6x10^2
6/ 2 0.5 8x10^2
6/ 1 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/31 09:10 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの大きな広がりが見えてきました。
2012/ 6/ 1 12:30 太陽の東から新しい黒点群が上がってきました。太陽風の速度は下がり、低速風になっています。
2012/ 6/ 2 14:09 太陽の東側に黒点が多数現われています。Cクラスのフレアも度々発生しています。
2012/ 6/ 3 12:00 太陽のフレア活動は静かです。太陽風は低速です。金星が太陽に近付いています。
2012/ 6/ 4 12:54 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。Mクラスのフレアも発生しています。
最新のニュース

2012/ 6/ 5 09:29 更新
金星の太陽面通過は明日です。太陽風の速度は600km/秒台後半に上がっています。

担当 篠原

金星がどんどん太陽に近付いています。
SOHO衛星のLASCO C3カメラでは、遮光板にほぼ達して、
今後は、LASCO C2カメラの写真を追いかけて下さい。
鹿児島地方は天気予報が好転して、明日は直接見られそうな雰囲気です。
実際に見られるのが一番ですが、せっかくのリアルタイムデータもぜひご覧ください。

GOES衛星のX線写真は、一覧のページがありますし、
動画も、動画1動画2動画3といろいろ種類があります。
当日はどれが見やすいでしょうか。

昨日紹介した野辺山太陽電波観測所は、静止画だけでなく、その下に動画のリンクもあります。
更に、特設の案内ページも公開されています。
期待が高まります。

今回、日本では太陽面通過の最初から最後まで全て見ることができます。
これは、世界的に見るとかなり運のいいことです。
国立天文台の解説ページの一番下に見やすく紹介されていました。
この図の、日本を中心とした右側の緑線と左側のオレンジ線に挟まれた地域だけが、
全てを見ることができるのです。
しかも、両端に近いほど、最初か最後の太陽高度が低いことになります。
日本はとても良い位置にいる様です。

SpaceWeather.comにも面白そうな情報がありました。
英語ページですが、世界規模で中継するサイトがある様です。
とても気合いの入ったページが出てきます。
どんな中継がされるのでしょうか。

リアルタイムではありませんが、日本の太陽観測衛星「ひので」の画像も楽しみです。
予告ページが公開されました。

SDO衛星もどの写真が最も見やすいでしょうか。
明日は回線がパンクしてまうのではないかと、ちょっと心配です。


その太陽は、黒点群が1502群まで増えて、
小さい黒点が多いのですが、にぎやかな太陽面が続いています。
フレアは、C1程度の小さなものが3回、1494、1496、1499黒点群で起きた程度です。
全体的には落ち着いています。

明日は金星との同時撮影が楽しみです。


太陽風は、昨日の午後から速度が上がり始め、
4日18時(世界時4日9時)頃に500km/秒を超えました。
今朝は更に上がって、670km/秒とかなり高い速度になっています。

一方、磁場強度は速度の高まりとともに低下を始め、
現在は7nTと、まだやや強めですが、昨日の15nTと比べると半減しています。

磁気圏も活動的な状態が続き、AE指数は500nTの中規模の変動がずっと続いています。
また、太陽風の磁場が大きく南を向いた時間帯には、
1500nTに達する激しい変化も記録されています。


SDO度衛星AIA193では、
コロナホールの最後尾が太陽の中心線を越えようとしているところです。
この後も、5日くらい速度の高い太陽風が続きそうです。



SOHO衛星LASCOカメラの左側から、金星が太陽に近付いています。太陽面通過は明日です。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


AU,AL指数とAE,AO指数のグラフ。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。