宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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2012/ 5/30 11:10 更新 太陽の活動は穏やかです。太陽風は400km/秒台に戻っています。 担当 篠原 太陽のフレア活動は穏やかです。 昨日動画を紹介した1460黒点群も、 その後、目立った変化はなく、落ち着いています。 GOES衛星の動画を見ると、東端の向こう側に活動的な領域がある様です。 この領域が顔を見せる頃、太陽の活動は再び活発になるかもしれません。 太陽風は、昨夜からやや速度が上がり、 現在は、420〜440km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も5〜10nTとやや強めの値で振れています。 27日周期の図を見ると、前周期も、 5月3日以降は磁場が強めの状態が続きましたので、 今回もこのまま磁場強度はやや高まった状態が続くかもしれません。 速度については、前周期を参考にすると穏やかな状態が続きそうです。 磁気圏の活動は、ずっと静かでしたが、 図の後半に変化の強まりが見られています。 ACEの磁場データでは、磁場が南向きに振れるなどの変化は見られないのですが、 この後も活動が続くのか、短い時間で終わるのか、注目してください。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の東端からコロナホールの暗い領域が見えてきました。 STEREO Behind衛星で先回りすると(今日1枚目の写真)、 この領域には、北半球側に大きなコロナホールが広がっています。 1週間後くらいには、太陽風に影響が見られそうです。 前周期も、5月9日以降に600km/秒台の高い速度の太陽風が来ました。 もう2日ほどすると、コロナホールの広がりが良く見えるようになるでしょう。
(c) STEREO (NASA)  SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA)  SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC  ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図：宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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