宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
昨日、C3.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/28 --- ---
5/27 13:51 C3.1
01:03 C2.8
5/26 18:04 C1.5
04:54 C2.1
00:50 C1.5

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
1486 1 α ---
1488 3 β ---
1489 3 β ---
1490 6 β ---
1491 3 β ---
1492 7 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 354 -2.2
-2 h 357 -1.7
-4 h 358 +0.2
-6 h 359 -0.2
-8 h 354 +0.2
-10 h 363 -1.3
-12 h 359 -2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.2 4x10^3
5/28 4.9 6x10^3
5/27 14.8 7x10^3
5/26 0.4 5x10^3
5/25 0.3 2x10^4
5/24 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/23 11:04 太陽風の弱い乱れが続いています。オーロラの活動も強まっています。
2012/ 5/24 13:12 太陽風は600km/秒台の高速風になっています。オーロラの活動も強まりました。
2012/ 5/25 13:30 太陽風の速度は500km/秒に下がりました。Cクラスのフレアが発生しています。
2012/ 5/26 09:04 C1の小さなフレアが頻繁に発生しています。高速の太陽風は終わりつつあります。
2012/ 5/27 10:06 太陽ではCクラスの小さなフレアが起きています。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2012/ 5/28 12:15 更新
太陽のフレア活動は静かになっています。太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も静かです。

担当 篠原

1492黒点群は、27日14時(世界時27日5時)に、
C3.1の小規模フレアを起こしました。
X線の変化が長時間続くタイプのフレアです。
GOES衛星のX線カメラによる動画を掲載します。

このフレアに伴って、弱いCMEも発生していますが、
地球からは横方向に噴き出していて、影響はないでしょう。

太陽で発生したフレア活動はこのCクラスフレア程度です。
黒点はいくつも見えているのですが、
太陽の活動は全体的に静かになっています。


太陽風は、速度は360km/秒と低速のまま落ち着いています。
磁場強度も、3nTとやや弱まっています。

磁場の南北成分は、-2nTと振幅は小さいですが南向きに振れています。
しかし、AE指数の変化はほとんど見られず、
磁気圏は穏やかです。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球の高緯度側に、コロナホールの薄暗い領域が広がっています。
この穴からは、速度の高い太陽風が吹き出していますが、
緯度が高いので、地球に対して斜め上に向かって流れています。
このため、地球にまで影響がやって来るでしょうか。
明日以降の太陽風に注目してください。
影響が及んでも、比較的弱い変化に留まりそうです。

影響がない場合は、27日周期の図より前周期の変化を参照すると、
太陽風はしばらく低速の状態が続きそうです。




GOES-15のX線カメラによる1492黒点群のM3.1フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。