宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 --- ---
5/20 --- ---
5/19 08:41 C2.2
03:30 C1.9
00:44 C2.0

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
1477 1 α ---
1478 1 α ---
1479 2 α C1
1482 8 β ---
1483 6 β ---
1484 17 β ---
1486 4 β ---
1487 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 368 -1.3
-2 h 372 +0.7
-4 h 372 +1.0
-6 h 375 +1.1
-8 h 383 +2.4
-10 h 389 +2.2
-12 h 391 -3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
5/21 0.8 5x10^2
5/20 2.8 7x10^2
5/19 10.0 1x10^3
5/18 69.7 8x10^2
5/17 255.0 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/16 10:27 太陽風は低速になりました。磁気圏も穏やかです。C1程度のフレアが続いています。
2012/ 5/17 09:12 太陽風磁場の南向きが強まり、オーロラの活動を強めました。太陽のフレア活動は落ち着いています。
2012/ 5/18 12:49 沈みかけた1476黒点群でM5.1の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
2012/ 5/19 06:57 1476黒点群は見えなくなりました。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 5/20 12:04 太陽風の弱い乱れが到来しました。太陽のフレア活動は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 5/21 12:32 更新
太陽風は穏やかな風に戻っています。太陽はフレアの発生はなく、穏やかです。

担当 篠原

今朝の金環日食はいかがでしたか。
ニュースを見ると、各地で楽しむことができたようですが、
こちら鹿児島高専では、残念ながら雲が空を覆い続けて、
戻りかけた頃に一瞬太陽が見えただけで、
金環日食は全く見ることができませんでした。

唯一できそうな撮影として、隣の校舎に向かって、
カメラの設定を固定して連続写真を撮ってみました。
金環になっているのは、7時20〜24分頃です。
その時間帯を中心に、景色が暗くなっています。
肉眼では、ここまではっきりとはしませんが、薄暗さは十分感じました。
強い風が吹き荒れる中、今回の日食はこの薄暗さを味わっただけでした。



太陽風の乱れは、昨日のニュース以降は次第に弱まり、
速度は、440km/秒から370km/秒へ、
磁場強度は、8nTから4nTへそれぞれ下がっています。

CMEに関係した太陽風の変化は通り過ぎた様です。

太陽風磁場の南向きも、昨日いっぱいは-5nT弱の振れが続きましたが、
その後は、0nT付近で前後する様になっています。

このため、AE指数のグラフは、
前半は300〜1000nTとある程度活動的な変化が見られましたが、
後半は静かになっています。

太陽風は、このまま穏やかな状態が続き、
明後日くらいに、コロナホールによる弱い乱れがやって来るかもしれません。
そのコロナホールは、SDO衛星AIA193の中心やや右側に小さく見えています。


太陽は、フレアの発生はなく、穏やかになっています。
黒点は、北半球側にずらっと並んでいるのですが、
活動度は低いようです。



金環日食における、周囲の明るさの変化。カメラの絞り、露出を固定して撮影しています。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。