宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:12)
今日、M4.1の中規模フレアが発生しました。
また、M4.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/10 05:46 M4.1
02:53 C1.5
01:26 C2.2
5/ 9 23:02 M1.9
21:22 M4.8
04:31 C1.5
5/ 8 22:03 M1.5
18:19 C1.7
17:22 C1.9
02:21 C7.4

黒点  5/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1470 2 β ---
1471 3 β ---
1474 1 α ---
1476 33 βγδ M5
1477 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 614 +0.1
-2 h 544 +0.4
-4 h 535 +1.1
-6 h 532 -0.5
-8 h 520 +4.1
-10 h 518 -0.1
-12 h 468 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -33 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -44 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
5/10 0.3 1x10^3
5/ 9 0.3 3x10^3
5/ 8 0.4 1x10^3
5/ 7 0.4 1x10^3
5/ 6 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/ 5 11:53 太陽風は300km/秒と低速で、磁気圏もとても静かです。C1〜2のフレアが度々発生しています。
2012/ 5/ 6 09:31 太陽の東端から現れた黒点群でMクラスフレアが発生しました。太陽風、磁気圏は静穏です。
2012/ 5/ 7 09:15 1476黒点群がMクラスフレアを起こしています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 8 10:21 M1.9の中規模フレアが発生してCMEも噴出しています。明日くらいから高速の太陽風が到来しそうです。
2012/ 5/ 9 10:56 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。オーロラの活動も強まっています。
最新のニュース

2012/ 5/10 09:12 更新
Mクラスのフレアが3回発生しました。高速太陽風は600km/秒台に達し、オーロラ活動も活発です。

担当 篠原

昨夜、1476黒点群の活動が活発になり、
Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。
9日21時(世界時9日12時)にM4.7、
9日23時(世界時9日14時)にM1.8、
10日6時(世界時9日21時)にM4.1です。

1476黒点群は大きな姿を見せています。
SDO衛星の可視光写真による、この1日間の動画を掲載します。

先ほど、日食メガネを使って太陽を見たところ、
肉眼で1476群をなんとか見ることができました。
金環日食用の太陽メガネがあるのでしたら、ぜひ挑戦して下さい。

今後も現在のようなフレア活動が続く可能性があります。
注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュース以降も速度は上がり続け、
今朝、600km/秒台に達したところです。
27日周期の図を見ると、半日ほど早まっていますが、
前周期の変化と同様の変化になっています。

速度の上昇と反対に、磁場強度は弱まって行き、
現在は5nTと平均的な強さに戻っています。
このため、高速風は最高速度に近づいていると思われます。
前周期同様に、650km/秒程度まで上がるのかもしれません。

磁場の南北成分も、振れ幅は小さくなりますが、
南北に変化をしています。
このため、磁気圏のオーロラ活動も活発で、
AE指数のグラフは(今日は京都大学WDCの図を掲載しています)、
500〜1000nTの中規模の変動が1日中続いています。

磁場強度は弱まって来ましたが、速度が高まっているので、
今日もある程度活発なオーロラ活動が発生しそうです。

前周期の変化を参考にすると、
高速太陽風は今後2〜3日程度続きそうです。
一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
小規模のコロナホールが南半球側の中央部に見えています。
ここからの影響が到来する様だと、
太陽風は更に2〜3日程度ある程度強まった状態が続くかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日は特に増加は見られません。
今後ある程度増加する可能性があります。



SDO衛星の可視光写真による、1476黒点群の1日の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時5月9日の、AU,AL指数(上段)とAE指数(下段)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。