宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:53)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 5 08:48 C1.9
04:20 C2.3
5/ 4 01:38 C2.3
5/ 3 05:37 C1.9
03:53 C2.2
02:54 C2.3

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1469 5 β C2
1470 7 β ---
1471 7 α C2
1472 2 β ---
1473 7 β ---
1474 1 α ---
1475 2 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 300 -0.4
-2 h 336 +1.7
-4 h 307 +1.7
-6 h 318 +1.7
-8 h 326 +1.1
-10 h 318 +0.9
-12 h 315 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
5/ 5 0.3 3x10^2
5/ 4 0.4 6x10^2
5/ 3 0.3 1x10^4
5/ 2 0.4 2x10^4
5/ 1 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/29 09:28 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽ではCクラスのフレアが発生しています。
2012/ 4/30 12:21 太陽の南半球に黒点が目立っています。太陽風は低速に変わりつつあり、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 1 10:58 太陽でC4〜6のフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 2 10:59 太陽風は300km/秒とかなり遅くなっています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
2012/ 5/ 3 10:52 太陽の東端にコロナホールと新しい黒点群が見えてきました。太陽風磁場の南向きが強まっています。
最新のニュース

2012/ 5/ 5 11:53 更新
太陽風は300km/秒と低速で、磁気圏もとても静かです。C1〜2のフレアが度々発生しています。

担当 篠原

昨日は記事の更新が出来ず、申し訳ありませんでした。
大型連休も今日、明日を残すだけとなりました。
今日の鹿児島はとてもよい天気で、日差しに暑さを感じます。

宇宙天気は穏やかな状態が続いています。
太陽風は、300km/秒台前半の遅い風が続いています。
今日の1枚目に、一昨日からの太陽風のグラフを掲載します。

太陽風の速度は、昨日の昼頃に一時的に370km/秒くらいに高まる変化が起きていますが、
その他は300〜320km/秒と低速の状態で安定しています。

磁場強度はやや強まっていて、5〜10nTの範囲を変動しています。
現在は5nTに下がってきていて、この変化も落ち着くのかもしれません。
磁場の南北成分は、3日の前半までは、一昨日のニュースに続くように
南向きが強まっていました。
しかし、その後0nT付近で変化するようになり、
4日のグラフに入ると、今度は北向きに切り替わっています。
昨夜くらいからは、再び0nT付近で振れるようになり、現在もその状態です。

磁気圏の活動は、3日の前半は南向き磁場の影響で、
弱い変動が観測されていましたが、
以降は、磁場が北向きに変わったため、すっかり静かになっています。
掲載しているAE指数のグラフは全く変化が見られません。


太陽風は、この後も4〜5日程度は穏やかに推移しそうです。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球の中緯度から赤道域に縦に伸びるコロナホールが、
太陽の中心線に近づいています。
もう1〜2日で中心線に達すると見ると、
更にその3日後くらいに高速の太陽風が地球にやって来ると予想できます。

5月9〜10日頃と考えられますが、
27日周期の図を見ると、
前周期の4月12〜15日にやって来た高速風の回帰にあたることが分かります。


放射線帯の高エネルギー電子は、3日の太陽風磁場、磁気圏の乱れの影響で、
大きく下がっています。


太陽は、C1〜2クラスの小規模のフレアが度々発生しています。
黒点は小さいですが、北東側(左上)の1474、1475黒点群、
また、東端から姿を現した新しい黒点群の活動に注目してください。



ACEによる、3日幅の太陽風の変化。白線は磁場強度、赤線は南北成分、黄色は速度です。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。