宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:58)
昨日、C6.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 1 --- ---
4/30 19:21 C6.1
18:12 C2.5
16:11 C4.0
15:43 C2.4
11:41 C2.4
4/29 09:52 C1.8

黒点  5/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1466 3 β C2
1467 3 β C1
1469 18 β C1
1470 2 β ---
1471 4 β C6
1472 14 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 339 -2.6
-2 h 346 -2.2
-4 h 351 -1.9
-6 h 332 -1.3
-8 h 322 -1.5
-10 h 320 -0.9
-12 h 321 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -21 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
5/ 1 0.4 2x10^4
4/30 0.3 2x10^4
4/29 0.4 2x10^4
4/28 0.4 2x10^4
4/27 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/26 09:23 太陽風の速度は700km/秒まで上昇しています。活発なオーロラ活動も続いています。
2012/ 4/27 12:58 太陽風の速度は500km/秒まで下がりました。高速風は続いていますが、磁気圏の活動は弱まっています。
2012/ 4/28 12:39 太陽風はやや高速です。太陽で小規模のフレアが頻繁に発生しています。
2012/ 4/29 09:28 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽ではCクラスのフレアが発生しています。
2012/ 4/30 12:21 太陽の南半球に黒点が目立っています。太陽風は低速に変わりつつあり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 5/ 1 10:58 更新
太陽でC4〜6のフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽の北極付近で、角の様に縦に伸びたプロミネンスが、
ゆらゆらと複雑な動きをしていました。
大きな現象ではありませんが、眺めていると興味深いです。
ADO衛星AIA304による2日間の動画をご覧下さい。


その太陽では、昨日の午後、
30日16時(世界時30日7時)に、南西の端に没しかけた1465黒点群でC3.9、
続いて、30日19時(世界時30日10時)に、南東の1471黒点群で、C5.6、C6.0
のやや大きめのCクラスフレアが発生しました。

フレアの活動が目立ったのはこの時間帯だけですが、
南半球に並んでいる黒点群は小さな活動を続けていて、
今後も小中規模のフレアの発生が見られそうです。

また、北東の端からも新しい活動的な領域が近づいている様です。
どのような領域が顔を見せるでしょうか。


太陽風は、速度は320〜360km/秒の間をゆっくりと変化していて、
低速の状態が続いています。
磁場の状態は昨日と同様で、強度は4nT弱と弱めの状態が続き、
南北成分は、-1〜-2nTと弱い南向きが続いています。

磁気圏への影響は弱く、AE指数のグラフは小さな変化が見られる程度です。


太陽風は、このまま穏やかな状態が続きそうです。

STEREO Behindの写真を参考にすると、
そろそろ太陽の東端に大きなコロナホールが現れそうです。
地球への影響はしばらく先で、
27日周期の図で、前周期の4月12日から始まる高速風の回帰にあたります。
単純に27日で考えると、5月9日頃になりそうです。
コロナホールの様子に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高いレベルを保っています。
太陽風の乱れがなければ、減少はゆっくりです。



SDO AIA304による、プロミネンスの複雑な動き。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。