宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:15)
昨日、C1.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/12 --- ---
12/11 08:58 C1.6
12/10 --- ---

黒点 12/12 (NOAA)
磁場 フレア
1363 3 α ---
1364 1 α ---
1366 1 α ---
1367 4 β ---
1372 6 β ---
1374 9 β C2
1375 9 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 450 +0.6
-2 h 458 -2.2
-4 h 465 -0.2
-6 h 470 +2.5
-8 h 462 +1.9
-10 h 469 -2.1
-12 h 476 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -16 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
12/12 0.3 1x10^2
12/11 0.5 1x10^2
12/10 0.3 2x10^2
12/ 9 0.3 5x10^2
12/ 8 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/ 7 12:57 太陽風はかなり低速になり、磁気圏はとても静かです。フレアの発生もなくなっています。
2011/12/ 8 09:51 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風もかなり低速で、磁気圏も静かです。
2011/12/ 9 13:19 太陽に黒点群が11個見えています。フレア活動はなく、太陽風も低速で穏やかです。
2011/12/10 14:32 太陽風の速度が400km/秒に上がり、もう一段上昇するかもしれません。
2011/12/11 12:16 太陽風は平均的な速さで、オーロラの活動も起きています。皆既月食の写真を紹介します。
最新のニュース

2011/12/12 11:15 更新
太陽風はやや高速の状態が続いています。フィラメント噴出によりCMEが発生しています。

担当 篠原

つい先ほど、種子島宇宙センターから打ち上げられたH2Aロケット20号機が、
宇宙へ向かって飛び立つ姿を、学校から見ることができました。
撮れたての写真をご覧ください。

太陽に向かって打ち上がって行く様に見える完全な逆光だったのに加えて、
低空には靄もかかっていて、観望には厳しい条件でした。
写真でも飛跡は微かにしか写っていませんが、いかがでしょうか?
鹿児島では、こんなに簡単にロケットが飛んで行く姿を見ることができるのです。
私も住むまでは知りませんでした。


宇宙天気の現況は、
400km/秒台後半のやや高速の太陽風が続いています。
コロナホールの影響はまだ残っているようです。

磁場強度は5nTと平均的な強さが続いていました。
最新データで4nTに下がりつつあるようですが、
このまま磁場強度が弱まって行くようなら、
コロナホールの影響も終わりに近づいていることを示しているのでしょう。

磁気圏では、小規模のオーロラ活動が度々発生しています。


太陽では、フレア活動はほとんどありませんでした。
しかし、11日15時(世界時11日6時)頃に太陽の北半球東寄り(左側)と、
それに続いて中央付近で、2つのフィラメント噴出が発生しました。
その様子を、SDO衛星AIA304カメラの動画で紹介します。

そして、SOHO衛星LASCO C2や、STEREO Ahead衛星COR2などの
コロナグラフでCME(太陽ガスの噴出現象)が観測されています。
フィラメント噴出の発生位置から考えて、
CMEのプラズマは地球方向にも噴き出していると考えられます。
3〜4日後の到来と考えると、
14日から15日頃の間に太陽風の乱れが地球に到達しそうです。

太陽風の乱れによって、オーロラの活動が強まるなどの影響が考えられます。



H2Aロケット20号機が打ち上がっていく様子。10時22分頃。
(c) 宇宙天気ニュース


H2Aロケット20号機が打ち上がっていく様子。10時22分頃。
(c) 宇宙天気ニュース


太陽の北半球側でフィラメントの噴出が発生しました。地球方向にCMEが噴出している可能性があります。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。