宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:48)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/21 09:03 C3.1
07:58 C2.1
01:35 C6.1
11/20 20:40 C3.1
16:33 C4.9
15:05 C2.2
07:18 C4.6
04:28 C3.9
11/19 23:19 C2.7
16:52 C1.7
08:52 C2.1
03:56 C2.0
02:04 C2.8

黒点 11/21 (NOAA)
磁場 フレア
1346 3 β C1
1352 7 β ---
1353 2 α C2
1354 12 βγ C6
1355 1 α C2
1356 1 α C2
1357 5 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 287 -2.7
-2 h 294 -0.3
-4 h 295 -0.4
-6 h 296 +1.1
-8 h 303 +1.0
-10 h 295 -0.4
-12 h 299 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -18 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
11/21 0.3 2x10^2
11/20 0.4 2x10^2
11/19 0.5 2x10^2
11/18 0.4 2x10^2
11/17 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/16 12:02 Mクラスのフレアが3回発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2011/11/17 09:48 Cクラスのフレアが頻発しています。太陽風はやや高速ですが、磁気圏は静穏です。
2011/11/18 10:24 Cクラスのフレアの発生は続いています。太陽風は穏やかです。
2011/11/19 14:19 フレアの頻度が下がっています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2011/11/20 13:11 太陽のCクラスフレアは続いています。太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2011/11/21 10:48 更新
太陽風はかなり低速で、300km/秒を割っています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続き、磁気圏もとても静かな状態が続いています。
データをさかのぼって見ると、
AE指数が500nTを超える変化をしたのは11月1〜2日が最後で、
20日も前のことです。
また、太陽風の速度が500km/秒を超えたのも、10月25日が最後で、
1ヶ月近くが経とうとしています。

太陽では、黒点も多く、CクラスやMクラスのフレアは発生しているのですが、
地球に目立った影響を及ぼすほどの変化にはなっていません。
また、コロナホールもほとんど見えなくなって、
周期的な高速風領域も無くなっています。


その様な状況もあり、しばらく北極の全天カメラの紹介がなかったので、
今日はノルウェーのトロムソの星空の様子を紹介しましょう。
掲載しているのは、世界時20日の0時から5時半にかけての動画です。
トロムソは北緯70度近くの高緯度なので、北極星は空高くにあり、
動画では中心の少し上に見えています。
ここを中心に、星たちは反時計方向に円を描くように回っています。
昭和基地のときと違って、こちらは北の空なので、
北斗七星やカシオペア座など、馴染みの星の並びを見つけることができます。


現在の太陽風は、速度は300km/秒を割り、たいへん遅くなっています。
磁場強度は5nTと平均的な強さです。

磁気圏もとても静穏で、AE指数は全く変化していません。

静かな太陽風は、この後も続きそうです。


太陽では、Cクラスの小規模フレアの発生が続いています。
C4.8、C3.0、C6.1、C3.1など、Cクラスの中ほどに達するフレアも増えています。
主な発生場所は南東(左下)の1354黒点群です。
また、東から新しく現れた黒点群も活発な活動を起こしています。

今後もCクラスからMクラスのフレアの発生が見られそうです。



ノルウェー、トロムソの夜空の星の動き。緯度が高いので、星の動き方が日本とはだいぶ違います。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。