宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:21)
今日、X1.8の大規模フレアが発生しました。
また、X2.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 8 07:31 X1.8
07:13 C1.7
04:48 C3.1
9/ 7 07:00 X2.1
9/ 6 12:31 C3.0
10:35 M5.4

黒点  9/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1277 1 α ---
1281 2 β ---
1283 23 βγδ X2
1287 5 β ---
1288 1 α ---
1289 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:15 403 -0.9
-2 h 414 -1.4
-4 h 406 -2.3
-6 h 412 -1.1
-8 h 393 +1.1
-10 h 407 -1.3
-12 h 404 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -18 -10/ 7
-2 h -18 -4/ 3
-4 h -16 -6/ 3
-6 h -15 -3/ 2
-8 h -16 -3/ 5
-10 h -16 -2/ 7
-12 h -16 -7/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.6 1x10^3
9/ 8 4.8 2x10^3
9/ 7 8.8 1x10^3
9/ 6 2.4 5x10^2
9/ 5 0.4 2x10^2
9/ 4 0.6 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/ 3 12:39 太陽風の速度が380km/秒に上がっています。太陽のフレア活動は静かです。
2011/ 9/ 4 13:35 C8.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速さです。
2011/ 9/ 4 22:08 M3.2の中規模フレアが発生しました。
2011/ 9/ 5 07:52 昨夜M3.2の中規模フレアが発生しました。磁気圏でオーロラがやや活発でした。
2011/ 9/ 6 07:05 M1の中規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや高速になっています。
最新のニュース

2011/ 9/ 7 16:00 更新
今朝、X2.1の大規模フレアが発生しました。昨日もM5.3の中規模フレアが発生しています。
2011/ 9/ 8 08:21 追加 
昨日に続いて、X1.8の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、7日7時(世界時6日22時)に、X2.1の大規模フレアが発生しました。
発生したのは、太陽中央のやや右上に見える1283黒点群です。

この黒点群は、昨日のニュースの後、
6日10時半(世界時6日1時半)にもM5.3の中規模フレアを起こしていて、
活動度を強めていたようです。

GOES衛星のX線データを見ると、大きな変動が2つ記録されています。


それぞれのフレアでCMEが発生しています。
STEREO AheadによるX2.1に伴うCMEの写真を掲載します。
地球は左方向にあり、そちらへ向かってガスが激しく噴き出しています。
2日程度でやって来る可能性も考えると、
明後日、9日の午前中くらいから注意が必要になるでしょう。
激しいオーロラの活動や、磁気嵐の発生も考えられます。


また、2つのフレアによって、太陽放射線も増加しています。
今のところ、破線で示されている警戒レベルには達していないようです。


現在の太陽風は、420km/秒と平均的な速さです。
磁場の向きが良いようで、小規模のオーロラ活動が何度も発生しています。

このまま落ち着いた状態が続いて、CMEによる擾乱を迎えることになりそうです。



昨夜からカムチャッカにいます。
観測装置のメンテナンスに来ているのですが、
あまり時間がなくて、データを詳しく見る余裕がありません。
何故か出張時に大きなイベントが発生するというジンクスがあるのですが、
今回もそうなってしまいました。
速報や詳しい動画などをお見せできない(それ以前に自分でも見ていない)のが残念です。
可能な範囲で追いかけますので、よろしくお願いします。

2011/ 9/ 8 08:21 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
昨日の朝に続いて、今朝も大規模フレアが発生しました。
8日7時半(世界時7日22時半)に発生し、X線のグラフはX1.8に達しています。
掲載の写真を見ると、今回も中央やや右(西)の1283黒点群の様です。

詳細は、今日の午後(昨日くらい)にお知らせできると思います。



X2.1の大規模フレアが発生しました。中央やや右上の明るい領域です。
(c) NOAA/SWPC


SDO AIA193によるX2.1フレアの様子。
(c) SDO (NASA)


地球の方向へ噴出するCME。STEREO Ahead COR2による。地球は左の方向にあります。
(c) STEREO(NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

2011/ 9/ 8 08:21 追加

X1.8の大規模フレアが発生しました。中央右側の1283黒点群のようです。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。