宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 --- ---
5/20 --- ---
5/19 02:56 C2.1

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
1214 1 α ---
1216 1 α ---
1218 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:27 339 +1.9
-2 h 350 +1.8
-4 h 345 +3.2
-6 h 356 +2.9
-8 h 359 +1.9
-10 h 371 +1.1
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:29 - -1/ 11
-2 h -11 11/ 5
-4 h -11 11/ 2
-6 h -10 12/ 2
-8 h -11 10/ 4
-10 h -12 6/ 5
-12 h -13 5/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
5/21 0.3 9x10^2
5/20 0.3 9x10^2
5/19 0.5 8x10^2
5/18 0.4 7x10^2
5/17 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/16 12:00 540km/秒の高速太陽風がやって来ました。C5の小規模フレアも発生しています。
2011/ 5/17 12:12 SOHO LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。太陽風は高速風が続いています。
2011/ 5/18 13:04 太陽風は500km/秒台の高速風を維持しています。太陽活動は静かです。
2011/ 5/19 10:51 太陽風の速度は下がりました。コロナホールの影響は終わったようです。
2011/ 5/20 09:23 太陽の活動は静穏です。太陽風も穏やかで、磁気圏も静かな状態です。
最新のニュース

2011/ 5/21 11:58 更新
太陽風は低速で、磁気圏は静穏。太陽も穏やかです。

担当 篠原

穏やかな宇宙天気です。

太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は350km/秒に下がり、
一段と低速の風になっています(400km/秒付近が平均的な速度です)。
磁場強度(同じ図の白線)も、
4nT付近で安定しています(こちらは、5nT付近が平均的な強さです)。

また、磁場の南北成分(赤線)は、概ね北向き(プラス側)になっていて、
速度が下がっていることと重なり、磁気圏はとても静かです。
オーロラの活動度を表しているAE指数のグラフは、全く変化していません。
(太陽風の磁場が北向きになると、太陽風から磁気圏へエネルギーが流れにくくなり、
オーロラの活動は小さくなるのです)


SDO衛星のAIA193を見ると、
太陽の中心付近に、コロナホールの様な暗い領域が淡く複雑な筋状に見えています。
この様子では、太陽風への影響が予想しにくいですが、
2〜3日後の23〜24日あたりから、太陽風がある程度強まるかもしれません。


太陽の活動も穏やかです。
X線のグラフは、静かになっていて、
Bクラスの小さなフレアすら、ほとんど発生していません。
黒点も、迫力の無い小さな点が、ぽつぽつと見えている程度です。

一方、太陽の向こう側でCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO LASCO C2とSTEREO Behind COR2による動画を掲載します。
SOHOの写真では、CMEのガスは太陽を包むように広がっていて、
どちらに飛び出しているか分かりませんが、
STEREO Behindを見ると、地球の反対側に当たる左側へ
大きなガスのかたまりが飛び出しているのが分かります。


明日の更新は、夕方になりそうです。申し訳ありません。



SOHO衛星LASCO C2と、STEREO Behind COR2によるCME。太陽の向こう側に噴き出しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。