宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:48)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/16 04:06 C2.8
01:54 M1.4
4/15 23:42 C2.0
22:47 C2.8
20:29 C1.9
12:18 C1.8
04:56 C1.7
00:21 C2.5
4/14 18:38 C2.4
14:20 C5.0
11:37 C2.1

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
1185 2 α C2
1186 6 α ---
1190 37 β M1
1191 3 β ---
1192 2 β ---
1193 9 β C5
1194 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:37 360 +2.3
-2 h 354 +0.8
-4 h 371 +0.2
-6 h 385 +0.2
-8 h 397 -0.5
-10 h 406 +0.2
-12 h 401 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -10 -2/ 7
-2 h -11 1/ 7
-4 h -10 8/ 7
-6 h -12 7/ 6
-8 h -11 2/ 9
-10 h -10 7/ 12
-12 h -10 -5/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
4/16 0.3 2x10^3
4/15 0.5 2x10^3
4/14 0.4 2x10^3
4/13 0.4 9x10^2
4/12 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/11 12:00 太陽風の速度は320km/秒に下がっています。コロナホールの影響はまだありません。
2011/ 4/12 11:21 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。現在の磁気圏は静穏です。
2011/ 4/13 12:56 太陽風の速度は600km/秒に上昇し、激しいオーロラ活動を起こしています。
2011/ 4/14 12:15 太陽風の速度は400km/秒台に下がっています。オーロラの活動も一段落です。
2011/ 4/15 09:46 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静穏です。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2011/ 4/16 07:48 更新
M1.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になり、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽の北半球西寄り(右寄り)の1190黒点群と、東端(左端)近くの1193黒点群が、
どちらも大きくなっているようです。
特に1190黒点群は、大きなかたまりになっています。

この1190群でM1.3の中規模フレアが発生しました。
16日2時(世界時15日17時)です。
この2つの黒点群は、この他にもC1〜3程度の小規模フレアを何度も起こしています。
今後も、中小規模のフレアが続きそうです。

また、15日8時(世界時14日23時)頃に、
太陽の南東(左下)で、フィラメントの噴出が起きました。
SOHO LASCOカメラでは、左側に淡いCME(太陽ガスの放出現象)の広がりが見えています。
4日後の19日頃に、地球へも多少影響が及ぶかもしれません。


太陽風の速度は、360km/秒に下がり、低速風となっています。
磁場強度も、2〜4nTと弱めの値で推移しています。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


これから3日程度は静かな太陽風が続くでしょう。
その後、19日くらいから、
太陽の南半球に見えるコロナホールの影響が地球にやって来そうです。

このコロナホールは(SDO AIA193参照)、
南極から南半球の低緯度域にかけてまっすぐ延びています。
緯度が高めの領域にあるため、地球への影響はやや及びにくい状況ですが、
12〜13日にかけてやって来た高速風の時も、同じようなコロナホールの広がりで、
この時は最高で650km/秒に達する太陽風がやって来たので、
今回も注目する必要はありそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。