宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:46)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 04:56 C1.7
00:21 C2.5
4/14 18:38 C2.4
14:20 C5.0
11:37 C2.1
4/13 22:38 C2.6
15:24 C2.2
12:21 C2.0

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
1185 2 α C2
1186 6 α ---
1190 37 β C2
1191 3 β C2
1192 2 β ---
1193 9 β C5
1194 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 412 -1.5
-2 h 425 -2.0
-4 h 432 -1.3
-6 h 433 +0.7
-8 h 437 +1.0
-10 h 440 +0.8
-12 h 443 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -17 -19/ 16
-2 h -15 -7/ 3
-4 h -12 -7/ 1
-6 h -12 -6/ 2
-8 h -13 -2/ 5
-10 h -14 -5/ 3
-12 h -15 -5/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
4/15 0.5 2x10^3
4/14 0.4 2x10^3
4/13 0.4 9x10^2
4/12 0.4 8x10^2
4/11 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/10 11:18 太陽、太陽風ともに穏やかです。これからコロナホールの影響が始まるかもしれません。
2011/ 4/11 12:00 太陽風の速度は320km/秒に下がっています。コロナホールの影響はまだありません。
2011/ 4/12 11:21 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。現在の磁気圏は静穏です。
2011/ 4/13 12:56 太陽風の速度は600km/秒に上昇し、激しいオーロラ活動を起こしています。
2011/ 4/14 12:15 太陽風の速度は400km/秒台に下がっています。オーロラの活動も一段落です。
最新のニュース

2011/ 4/15 09:46 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静穏です。太陽ではCクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

カナダのイエローナイフにお住いの大塚氏より、
4月11日の夜に撮影されたオーロラの美しい写真が送られてきました。
ため息の出るような素晴らしいオーロラです。

イエローナイフもオーロラ観望では有名なところです。
今年はオーロラの活動もかなり復活したので、
ずいぶん素晴らしい光景が見られたのではないでしょうか。
どうもありがとうございます。


太陽風の速度はゆっくりと低下しています。
今朝はほぼ400km/秒に下がり、太陽風は平均的な速度に戻りました。
27日周期の図を見ると、比較的短期間だった今回の高速風の山を見ることができます。

磁場強度も、4nTと少し弱めで安定しています。

磁気圏のオーロラ活動も概ね静穏です。
オーロラ帯でオーロラが発生する時に強まる地上の磁場変化を調べている
AE指数のグラフは、ほとんど変化していません。


ADO衛星のAIA193によると、
今日の太陽コロナには、南極寄りの高緯度域に濃いコロナホールが見えています。
低緯度側に伸びている部分は、明日くらいに太陽の中心線に達しそうです。
今回のコロナホールも緯度の高い領域にあるので、
地球にどの程度影響があるのか、予想しずらい印象です。
やって来るとすると、4〜5日後くらいでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、目立った変化をしていません。
1000程度で安定しています。


太陽では、Cクラスの小規模のフレアが小刻みに発生しています。
東端の1193黒点群で、C2.0、C4.9など、
中央の1190黒点群で、C2.3、C2.4などが発生しています。
小規模のものばかりですが、活発に発生しているので、
Mクラスのフレアにも注意が必要でしょう。



イエローナイフの大塚氏より、4月11日の夜の素晴らしいオーロラの写真が送られてきました。
(c) YOSHI OTSUKA


SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。