宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 4 --- ---
4/ 3 --- ---
4/ 2 --- ---

黒点  4/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1176 3 β ---
1180 1 α ---
1183 18 β C1
1184 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:06 581 -2.3
-2 h 560 -1.6
-4 h 571 -2.2
-6 h 584 -2.7
-8 h 571 -0.5
-10 h 581 -2.0
-12 h 582 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -29 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -31 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
4/ 4 0.3 2x10^4
4/ 3 0.5 8x10^3
4/ 2 0.5 4x10^2
4/ 1 0.3 3x10^1
3/31 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/30 09:59 太陽風の磁場強度が強まっています。しばらく太陽風の変化に注目してください。
2011/ 3/31 09:53 太陽風磁場は強まった状態ですが、北向きが続いているため磁気圏はとても静穏です。
2011/ 4/ 1 10:45 太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。太陽は小規模の活動が見られる程度です。
2011/ 4/ 2 08:08 太陽風の速度が上がり、強い南向き磁場の影響で、強いオーロラ活動が発生しています。
2011/ 4/ 3 12:54 太陽風が600km/秒の高速風になっています。オーロラ活動も活発です。
最新のニュース

2011/ 4/ 4 09:19 更新
600km/秒近い高速の太陽風が続き、磁気圏活動も活発に続いています。

担当 篠原

太陽の南西(右下)の広い範囲で、爆発現象が発生しています。
X線の強度としては、C1にやっと達したレベルですが、
半日にわたって、ゆっくりと山の形に変化しています。

その様子を、SDO衛星のAIA193で見て下さい。
右の端で始まった変動が、左側へ広がり、
やがて領域全体でループ状のポスト・フレアループが光り始めます。

この現象によって、太陽の南側へ向かって、
大きなCME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。
STEREO AheadのCOR2カメラによる動画を掲載します。

この写真では、地球は左側にあります。
ほとんどのガスは、写真の左下に向かっていることと、
地球から見ると、西の端に近い場所で発生しているので、
地球へ大きな影響は及ばないでしょう。

太陽では、その他に目立ったフレアの活動は発生していません。


太陽風は、依然、550〜600km/秒と高い速度を保っています。
磁場強度は4nTに下がっています。
地球は、高速風領域の後半に入っていると思われます。
太陽風の速度は、次第に下がって行くでしょう。

太陽風磁場の南北成分は、-3nTくらいの南向きがずっと続いています。
この影響で、磁気圏の活動も活発で、
AE指数は500〜700nTの中規模の変動が一日中続いています。

磁場の南向き傾向は、現在も続いています。
引き続き、活発なオーロラも期待できます。


放射線帯の高エネルギー電子は、大きく増加して、
一気に、警戒レベルの10,000に達しました。
太陽風の高い速度と南向きの磁場が効いているのでしょう。
更に増加する可能性もあり、衛星の運用などでは注意が必要な状況です。



SDO衛星のAIA193カメラによる、太陽の西側の広い領域で発生したフレア。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


STEREO Aheadによる、CMEの噴出の様子。地球は左側にあります。
(c) STEREO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。