宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:04)
昨日、C2.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/17 --- ---
3/16 22:45 C1.4
02:23 C2.9
3/15 18:10 C2.6
17:33 C1.6
13:50 C2.0
09:18 M1.0
08:16 C5.2
04:30 M4.3
01:00 C2.2

黒点  3/17 (NOAA)
磁場 フレア
1169 9 βγ M4
1172 1 α ---
1173 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:15 358 +5.1
-2 h 362 +4.0
-4 h 355 +2.6
-6 h 358 +2.1
-8 h 369 +3.4
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
3/17 0.4 6x10^2
3/16 0.4 5x10^2
3/15 0.4 4x10^2
3/14 0.4 1x10^3
3/13 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/12 16:47 太陽のフレア活動は弱まりつつあります。太陽風の磁場が強まり、激しい磁気圏活動が発生しています。
2011/ 3/13 09:30 1166黒点群は小規模のフレアを続けています。太陽風は高速状態です。
2011/ 3/14 13:55 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2011/ 3/15 10:53 M4.2の中規模フレアが発生しています。太陽風の速度が再び上昇しています。
2011/ 3/16 13:23 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽も穏やかになりつつあります。
最新のニュース

2011/ 3/17 11:04 更新
C3の小規模フレアが発生し、CMEが横方向に飛び出しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の西に沈みかけた1169黒点群で、
17日5時(世界時16日20時)頃に、C3の小規模フレアが発生しました。
X線のグラフでは、ゆっくりとした変化が観測されています。

この前後の太陽コロナの様子を、SDO衛星AIA193で紹介します。
フレアと思われる爆発の後に、プロミネンスのループが何本も美しく輝いています。
また、SOHO衛星のLASCOカメラでは、CME(太陽ガスの放出現象)も観測されています。
地球から見ると横方向に飛び出しているので、影響はありません。

1169黒点群が沈むと、太陽面には南東(左下)の1173黒点群と、
北半球の中程に微かに見える1172黒点群だけになります。
少しずつ拡大している1173黒点群には注目ですが、
今のところ太陽は穏やかになりそうです。


太陽風は、360〜380km/秒と遅めの速度で落ち着いています。
磁場強度は6〜7nTとやや強めですが、安定しています。

磁場の南北成分は、ずっと北を向いています。
このため磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。


SDO AIA193を見ると、北半球の東寄り(左寄り)に、
コロナホールと思われる暗い部分が南北方向に縦に伸びています。
もう少しするとはっきり見えてくると思いますが、
この領域の影響が及ぶまで、太陽風は穏やかに推移しそうです。



1169黒点群で発生したC3フレアの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


C3フレアに続いて観測されたCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。