宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:53)
今日、M4.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/15 09:18 M1.0
08:16 C5.2
04:30 M4.3
01:00 C2.2
3/14 09:13 C4.1
06:49 C1.7
3/13 23:35 C6.5
22:25 C6.8
07:42 C2.2
07:18 C1.5
00:20 C9.6

黒点  3/15 (NOAA)
磁場 フレア
1166 9 βγ M1
1169 8 βγ M4
1172 4 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:18 567 +4.0
-2 h 560 +2.8
-4 h 564 +2.8
-6 h 566 +3.0
-8 h 605 +4.3
-10 h 611 +3.9
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
22:29 - -10/ 2
-2 h - -12/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
3/15 0.4 4x10^2
3/14 0.4 1x10^3
3/13 0.5 1x10^3
3/12 2.5 4x10^2
3/11 10.1 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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NICT磁力計 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/10 10:51 X1.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2011/ 3/11 09:45 フレアの発生が続いています。太陽風の磁場が大きく南を向き、磁気圏活動が強まっています。
2011/ 3/12 16:47 太陽のフレア活動は弱まりつつあります。太陽風の磁場が強まり、激しい磁気圏活動が発生しています。
2011/ 3/13 09:30 1166黒点群は小規模のフレアを続けています。太陽風は高速状態です。
2011/ 3/14 13:55 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2011/ 3/15 10:53 更新
M4.2の中規模フレアが発生しています。太陽風の速度が再び上昇しています。

担当 篠原

今日の太陽可視光写真では、
1166黒点群は西の端にほとんど没しています。
その左の大きな黒点は1169黒点群です。

今日の早朝、15日5時(世界時14日20時)に、
この1169黒点群でM4.2の中規模フレアが発生しました。
1169黒点群としては、これまでで最大の活動です。

その後、15日9時半(世界時15日0時半)にもM1.0の中規模フレアが発生しています。
発生箇所はまだはっきりしませんが、1166群との情報もあります。

太陽には、この後に続く目立った黒点は見られません。
STEREO BehindのEUVI195の写真を見ても、
太陽の東半分には活動領域は特に無いようです。
1166群が見えなくなり、1169群もこれに続くと、
その後の太陽はしばらく静かになりそうです。


太陽風は、昨日の昼過ぎから速度が上昇を始め、
14日20時(世界時14日11時)には、600km/秒を超えました。
その後、650km/秒近くまで上昇し、以降、570km/秒で安定した状態を続けています。

8nTくらいに強まっていた磁場強度は、速度の上昇とともに5nTへ下がり、
現在まで一直線にその値を保っています。

コロナホールの影響が及んでいるためと思われます。
強い風は、明日くらいまででしょう。


太陽風磁場の南北成分は、5nTに強まっているものの、
ずっと北向きになっています。
このため、磁気圏への影響は小さく、AE指数はほとんど変化していないようです。

AE指数のグラフはずっと太線になっていますが、
これはどこかの観測点のデータにエラーが生じているためでしょう。

こちらは、磁場の方向が南向きに切り替わると、
活動的に切り替わるので、太陽風が強まっている間は注意が必要です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。