宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/18 --- ---
8/17 01:35 C1.4
8/16 03:22 C5.4

黒点  8/18 (NOAA)
磁場 フレア
1098 5 β ---
1100 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 377 -1.3
-2 h 377 +3.2
-4 h 366 -1.1
-6 h 369 -2.0
-8 h 375 -2.3
-10 h 371 -2.8
-12 h 378 -3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -14 -10/ 11
-2 h -17 -1/ 9
-4 h -21 -10/ 6
-6 h -21 -14/ 4
-8 h -22 -11/ 10
-10 h -25 -15/ 5
-12 h -22 -13/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^2
8/18 0.3 1x10^3
8/17 0.4 1x10^3
8/16 0.9 2x10^3
8/15 9.2 2x10^3
8/14 14.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/13 10:02 350km/s程の低速の太陽風が続いています。太陽も静穏です。
2010/ 8/14 13:05 1099黒点群が新しく発生しました。太陽風、磁気圏は静穏です。
2010/ 8/15 14:23 1099黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。
2010/ 8/16 13:46 1099黒点群は、C5.4の小規模フレアを起こしました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2010/ 8/17 10:12 1099黒点群の活動は続いていますが、そろそろ西に没します。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2010/ 8/18 11:06 更新
380km/秒の穏やかな太陽風が続いています。1099黒点群は西に没しました。

担当 篠原

太陽風は、速度380km/秒、磁場強度4nTと、
平均的なレベルで穏やかな状態が続いています。
CMEの影響は特に見られず、このまま静かに過ぎていくかもしれません。

磁気圏も静穏で、AE指数は目立った変化をしていません。
細かく見ると、小さな変化が発生していますが、
これは、太陽風の磁場が弱い南向きになっていたためでしょう。

27日周期の図に見られるように、
これから5日間程度穏やかな状態が続きそうです。

その後、高速の太陽風がやって来ますが、
発生源のコロナホールが次第に姿を現しています。
今日は、GOES14のX線写真を掲載します。
東端(左端)に顔を出している暗い領域、これがコロナホールです。

ここは、太陽から外側へ向かって磁力線が広がっている場所で、
その磁力線に沿って、高温のコロナが太陽の外側へ勢いよく流れ出します。
そのため、コロナのガスが減って、暗く見えているのです。

このコロナホールが地球の方向を向くと、速度の高い太陽風が地球へやって来ます。
これから2〜3日ほどかけてコロナホールの先頭は太陽の中心線へ達します。
すると、更に3日ほど経って、太陽から飛び出した高速風が地球へ到達するのです。

23日以降、まとまった高速太陽風がやって来ると予想されます。
まだ南極方面ですが、オーロラ観望のチャンスです。


太陽では、沈みゆく1099黒点群がBクラスの小さなフレアを起こし続けています。
GOESのX線グラフによると、
今朝、18日9時(世界時18日0時)頃には、C1の小規模フレアも発生していて、
情報が不足しているのですが、これも1099黒点群の様です。

しかし、1099群は地球からは見えない位置へ回ってしまったので、
今後影響が来ることはありません。
X線のグラフも、静穏な状態に戻りそうです。

昨日、太陽の西の端付近に現われた黒点は、1088黒点群が再出現したものでした。
今日の可視光写真に番号が再掲載されています。



GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。
(c) NOAA


SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。