宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:12)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/17 01:35 C1.4
8/16 03:22 C5.4
8/15 03:00 C1.7

黒点  8/17 (NOAA)
磁場 フレア
1098 4 β ---
1099 4 β C5
1100 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 379 -0.1
-2 h 384 -0.2
-4 h 389 +1.8
-6 h 380 -2.3
-8 h 381 -4.4
-10 h 380 -3.6
-12 h 381 -4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -22 -2/ 5
-2 h -24 -3/ 4
-4 h -29 -3/ 13
-6 h -32 -13/ 6
-8 h -29 -15/ 12
-10 h -29 -19/ 5
-12 h -28 -20/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
8/17 0.3 1x10^3
8/16 0.9 2x10^3
8/15 9.2 2x10^3
8/14 14.2 2x10^3
8/13 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/12 14:05 太陽風の速度が350km/秒に下がり、低速風になっています。
2010/ 8/13 10:02 350km/s程の低速の太陽風が続いています。太陽も静穏です。
2010/ 8/14 13:05 1099黒点群が新しく発生しました。太陽風、磁気圏は静穏です。
2010/ 8/15 14:23 1099黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。
2010/ 8/16 13:46 1099黒点群は、C5.4の小規模フレアを起こしました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2010/ 8/17 10:12 更新
1099黒点群の活動は続いていますが、そろそろ西に没します。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

1099黒点群の小さな活動が続いています。
この1日では、17日1時半(世界時16日16時半)のC1.4の小規模フレアを最大として、
Bクラスの小さな変動がX線データに記録されています。

しかし、1099黒点群そのものは、太陽の西端に没しつつあります。
もうすぐ地球からは見えなくなります。
太陽の活動も一段落となりそうです。

これと入れ替わるように、南半球の東端から小さな黒点が上がってきました。
1100黒点群と番号が付けられています。
この黒点の周囲には、白斑も見えます。

また、1099群の左隣りにも、新しい黒点が現われました。
こちらは、昨日から今日にかけて発生していますので、
更に発達するか注目してください。


太陽風は、速度380km/秒、磁場強度6〜4nTと、平均的な状態が続いています。
ただし、太陽風の磁場の南北成分が、半日にわたって-4nTほどの南向きになっています。
この影響で、AE指数も半日にわたって300nTほどの太い線になっています。
この場合、爆発的な現象であるオーロラ活動が強まったというよりも、
磁気圏内部の対流現象が強まっていたと考えられます。


SOHO EIT195では、北半球側の東端からコロナホールの先頭が姿を現しています。
STEREO Behindで先回りをすると良く分かりますが、
この向こうには大きなコロナホールが広がっています。
27日周期の図で、前周期の7月27日以降に高速太陽風をもたらしたコロナホールです。
今回も、8月23日頃から高速風の回帰が予想されます。

それまでは、穏やかな太陽風が続くでしょう。
ただし、この後から、14日に発生したCMEの影響がやって来るかもしれません。
あまり大きな変化にはならないと思われます。



STEREO Behind EUVI195による太陽コロナ。SOHOの東端の向こう側に、大きなコロナホールが広がっています。
(c) NASA


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。