宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/27 --- ---
5/26 --- ---
5/25 --- ---

黒点  5/26 (NOAA)
磁場 フレア
1072 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:25 346 +1.7
-2 h 340 -1.4
-4 h 332 -0.4
-6 h 320 -2.4
-8 h 315 -1.7
-10 h 328 -0.4
-12 h 348 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -17 -7/ 8
-2 h -17 0/ 7
-4 h -18 3/ 5
-6 h -17 -3/ 5
-8 h -16 -2/ 3
-10 h -16 0/ 4
-12 h -17 -4/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
5/27 0.3 7x10^1
5/26 0.4 2x10^2
5/25 0.5 2x10^2
5/24 0.4 1x10^2
5/23 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/22 09:09 太陽に1072黒点群がありますが静穏です。太陽風は平均的な速度になっています。
2010/ 5/23 13:08 1072黒点群は静穏です。太陽風は低速風になり、磁気圏も静かです。
2010/ 5/24 09:31 フィラメンの噴出によって、地球方向にCMEが発生しています。現在の太陽風、磁気圏は静穏です。
2010/ 5/25 13:48 再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。
2010/ 5/26 13:29 300km/秒の低速の太陽風が続いています。明日以降、CMEの影響がやって来そうです。
最新のニュース

2010/ 5/27 09:38 更新
太陽風は、350km/秒と低速です。今日か明日くらいにCMEの影響が到来すると思われます。

担当 篠原

SOHO EIT195の太陽コロナ写真によると、
コロナホールは太陽の中心へ向かってゆっくりと回ってきています。
先頭は、明日には中心線に達しそうです。
その3日後くらいに地球に影響がやって来ると考えると、31日くらいと見込まれます。

また、今日か明日には、CMEの影響がやって来ると思われます。
速度はあまり高まらないと思いますが、磁場強度が高まって影響が大きくなる可能性があります。
CMEは2日連続で起きており、2つめの到来の時には、
1つめの変動と重なって、複雑な変化をするかもしれません。

これからしばらく、にぎやかな太陽風・磁気圏活動が見られるかもしれません。


現在の太陽風は、速度が350km/秒ほどに上がっています。
上昇していますが小幅で、低速状態であることは変わっていません。
昨日見られた磁場の強まりは、この変化に関係していたのかもしれません。

磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。
この影響で、磁気圏でも小規模の活動が、AE指数で2回ほど観測されています。


今後の磁気圏活動は、これからやってくると思われる太陽風の変動次第です。
特に、磁場の南向き成分が強まると、磁気圏は活発に変動しますので注目してください。


太陽も、X線データにはフレア活動も見られず、穏やかです。
1072黒点群は、丸い黒点がひとつだけぽつんと見えるようになっています。
この様な形になると、活動度はすっかり下がっています。



SOHO EIT195による太陽コロナ。27日9時(世界時27日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。