宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/25 --- ---
5/24 --- ---
5/23 --- ---

黒点  5/25 (NOAA)
磁場 フレア
1072 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 311 -3.7
-2 h 309 -0.6
-4 h 298 -1.3
-6 h 305 +2.1
-8 h 301 +1.5
-10 h 318 +0.0
-12 h 307 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -15 -2/ 8
-2 h -12 2/ 4
-4 h -11 2/ 6
-6 h -11 5/ 3
-8 h -12 3/ 3
-10 h -12 2/ 3
-12 h -12 3/ 1

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
5/25 0.5 1x10^2
5/24 0.4 1x10^2
5/23 0.4 1x10^2
5/22 0.5 1x10^2
5/21 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/20 09:29 500km/秒の高速太陽風がやって来ました。磁気圏は静穏です。太陽は無黒点が続いています。
2010/ 5/21 09:08 およそ10日ぶり太陽に黒点が現われました。太陽風はやや高速くらいに下がっています。
2010/ 5/22 09:09 太陽に1072黒点群がありますが静穏です。太陽風は平均的な速度になっています。
2010/ 5/23 13:08 1072黒点群は静穏です。太陽風は低速風になり、磁気圏も静かです。
2010/ 5/24 09:31 フィラメンの噴出によって、地球方向にCMEが発生しています。現在の太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2010/ 5/25 13:48 更新
再びCMEが発生しています。4日後くらいの太陽風に影響が現れそうです。現在の太陽風は300km/秒です。

担当 篠原

昨日紹介した太陽の爆発現象ををそのままもう一度繰り返したような現象が発生しました。
発生時刻は、24日23時(世界時24日14時)くらい、
場所は昨日と同じで、SOHO EIT195のコロナ写真の、
太陽の中央から少し右上に明るく見える活動領域です。

GOESのX線データでは、B1の小さな長時間型の変動が観測されています。

SOHO LASCO C3では、CME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
昨日報告したCMEも含めて、2回連続して飛び出す様子を動画で見て下さい。

どちらも、太陽全体を包むように広がるハロー型と呼ばれるCMEになっています。
地球に向かって飛び出していると考えられるので、これから3〜4日後くらいに、
2発連続で地球に押し寄せてくるかもしれません。
今後のACEの変化に注目してください。

このCMEをSTEREO Behindから見てみましょう(2枚目の写真)。
今日はBehindなので、地球は写真の右方向にあります。
そちらへむかって、ガスが風船のように広がっている姿が見えています。
この様子だと、地球へ影響がやって来るのは確実かもしれません。

太陽では、目立った活動はこれくらいで、
1072黒点群は静かに安定しています。
SOHOの写真では、南半球の西端(右端)にも小さな黒点が発生しているようです。
EIT195で明るく光っている場所です。
小さな群でもあり、NOAAの番号が付くかどうかは分かりません。


太陽風は、速度が300km/秒まで下がってしまい、しっかりと低速風です。
磁場強度は、3nTから4nTくらいとこちらも穏やかです。

コロナホールの回帰かCMEの影響がやって来るまでは、このまま低速風が続きそうです。
EIT195の北半球の東端(左端)には、コロナホールの暗い影が見え始めています。
この位置だと、影響が及ぶまでにまだ6日くらいかかりそうです。
引き続き様子を見ていきましょう。



昨日に続いて、今日の未明にもCMEが発生しました。SOHO LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behindから見たCME。地球は右側にあります。
(c) STEREO (NASA)


SOHO EIT195による太陽コロナ。25日13時(世界時25日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。