宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:26)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/19 --- ---
5/18 --- ---
5/17 --- ---

黒点  5/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 352 +7.1
-2 h 354 +6.4
-4 h 357 +4.6
-6 h 355 +3.0
-8 h 354 +1.9
-10 h 357 +4.2
-12 h 359 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 -13/ 11
-2 h -14 -1/ 5
-4 h -17 -5/ 4
-6 h -20 -7/ 5
-8 h -22 -10/ 5
-10 h -26 -18/ 8
-12 h -32 -25/ 11

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
5/19 0.4 5x10^1
5/18 0.5 2x10^3
5/17 0.5 4x10^3
5/16 0.5 4x10^3
5/15 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/14 12:54 太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかです。明日くらいに次の速度上昇がやって来るかもしれません。
2010/ 5/15 08:18 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。これから速度の上昇がやって来るかもしれません。
2010/ 5/16 12:24 太陽風は低速で、穏やかな状態です。LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。
2010/ 5/17 09:54 太陽風は低速(340km/秒)で、磁気圏も穏やかです。月と金星の大接近が見られました。
2010/ 5/18 12:53 360km/秒の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいからコロナホールの影響が見られるかもしれません。
最新のニュース

2010/ 5/19 11:26 更新
360km/秒の穏やかな太陽風が続いています。これから速度がやや高まるかもしれません。

担当 篠原

太陽風の速度は、360km/秒でほぼ安定し、低速の状態が続いています。

一方、磁場強度は、昨日の午後から強まり始め、8nTに上がってそのまま半日ほど経過しています。
また、これを追いかけるように、プラズマの密度も1個/cm^3から10個/cm^3へ増加しています。
コロナホールの影響が届き始めているのかもしれません。
速度もここから追いかけるように上がっていくのか、磁場と密度だけの変化に終わるのか、
引き続きACEのデータに注目してください。


SOHO EIT195を見ると、北半球側の濃いコロナホールの影響が先に到来して、
南半球側のコロナホールの影響は遅れてやって来そうです。
それぞれどの程度の変化になるのかはまだ分かりませんが、
3〜4日後くらいまでは影響が続く可能性があります。


昨日の磁気圏活動は、太陽風で-5nT前後の南向き磁場が半日ほど続いた影響が見られ、
AE指数の図の前半に、300〜500nTの小規模変動が連続的に発生しています。
磁気圏の対流が強まっていたと思われます。

現在の磁場は、北向きに反転していて、磁気圏への影響はなくなっています。


太陽は無黒点が続いています。
こちらも静かです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。19日1時(世界時18日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。