宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 --- ---
5/15 --- ---
5/14 --- ---

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 340 -0.4
-2 h 373 -0.1
-4 h 353 +0.1
-6 h 354 +0.4
-8 h 375 +1.0
-10 h 371 +0.7
-12 h 365 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -15 -16/ 19
-2 h -15 -4/ 9
-4 h -15 4/ 5
-6 h -14 -2/ 3
-8 h -15 -2/ 2
-10 h -16 -3/ 2
-12 h -16 -4/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
5/16 0.5 4x10^3
5/15 0.4 5x10^3
5/14 0.4 4x10^3
5/13 0.5 4x10^3
5/12 0.6 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/11 10:22 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。
2010/ 5/12 11:38 太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。
2010/ 5/13 09:38 太陽風の速度は500km/秒弱くらいに上がっています。太陽は無黒点です。
2010/ 5/14 12:54 太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかです。明日くらいに次の速度上昇がやって来るかもしれません。
2010/ 5/15 08:18 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。これから速度の上昇がやって来るかもしれません。
最新のニュース

2010/ 5/16 12:24 更新
太陽風は低速で、穏やかな状態です。LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。

担当 篠原

SOHOのLASCO C3カメラに、プレアデス星団(すばる)の姿が現われました。
すばるは、夜空では冬の星ですが、
太陽の近くを見るSOHOのカメラでは、その反対の季節に現れます。
毎年の恒例行事で、
この写真を見ると、これから暑くなるんだなと感じます(鹿児島だと特に・・・)。


太陽風の速度(ACEの黄色線)は、400km/秒から340km/秒ほどに低下し、
太陽風は低速風に戻っています。
プラズマの密度(橙色線)も減少して、0.1個/cm^3付近を推移しています。
この影響で、速度の測定に誤差が生じ、グラフが拡散しています。

太陽風の磁場強度(白線)は、5nTでほぼ安定しています。
この様子では、コロナホールの影響はまだすぐには来そうにありません。
もう1日くらい様子を見る必要がありますが、このまま穏やかに過ぎていく可能性もあります。

磁気圏のオーロラ活動も静かです。
AE指数はほとんど変化していません。


SOHO EIT195では、次のコロナホールが、いよいよ太陽の中心線に達しています。
小さい写真で、27日前の様子と比較してみましょう(左:最新、右:27日前)。

すると、全体的にコロナホールの位置が東にずれ、回帰が1日ほど遅れている様です。
コロナホールの位置は、南北それぞれより低緯度側に下がる一方、
東西のずれは大きくなった様です。
また、コロナホールの形は、どちらも丸くなって、
面積は大きくなっているように見えます。

このことから、今周期の影響度が分かるというわけではありませんが、
前周期の太陽風にはほとんど影響がなかったという状況が、今回は変わるかもしれません。
3日後くらいから注目してください。


太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。



SOHO衛星のLASCO C3カメラの左端に、プレアデス星団(すばる)が現れました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による太陽コロナ。16日12時(世界時16日3時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/16 02:48 UT

4/19 06:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。