宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/31 --- ---
1/30 --- ---
1/29 --- ---

黒点  1/31 (NOAA)
磁場 フレア
1041 1 α ---
1043 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 438 +5.4
-2 h 409 -4.1
-4 h 396 -0.2
-6 h 420 +1.3
-8 h 382 -0.1
-10 h 374 -2.8
-12 h 362 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 27/ 26
-2 h -7 0/ 7
-4 h -7 -2/ 2
-6 h -6 -1/ 5
-8 h -9 1/ 7
-10 h -7 -10/ 10
-12 h 0 -11/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
1/31 0.6 1x10^1
1/30 0.6 2x10^1
1/29 0.6 3x10^1
1/28 0.7 6x10^1
1/27 0.6 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/26 11:16 太陽の活動は穏やかです。太陽風は低速ですが、小規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 1/27 08:36 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。1041黒点群は縮小しています。
2010/ 1/28 08:58 太陽風の速度は330km/秒に下がり、一段と低速になっています。
2010/ 1/29 11:30 太陽風は300km/秒台後半と穏やかで、磁気圏も静穏です。
2010/ 1/30 11:21 1041黒点群は小さくなりました。太陽風は低速で、穏やかです。
最新のニュース

2010/ 1/31 11:22 更新
太陽風の速度は440km/秒にやや上がっています。1043黒点群が出現しました。

担当 篠原

太陽風の変化は、思ったよりも大きくなり、
昨日のニュース以降も、磁場強度は5〜10nTとやや強まった状態が続き、
速度は440km/秒とやや高めになっています。

ただし、変化の規模としては小さなものです。
この様な時は、27日周期の図を見ると全体的な変化がつかみやすくなります。

磁場の南北成分は、数時間おきに南北に振れています。
その影響で小規模のオーロラ活動が度々発生しています。
AE指数で200〜300nTほどの小さな活動です。


太陽に目立ったコロナホールは見られないので、
太陽風が、更に大きく強まるということはないでしょう。
磁場強度は5nTをやや超えるくらいを保っていますから、
もうしばらくは速度が上がるかもしれません。

基本的には、太陽風は今後も穏やかな状態が続くと思われます


太陽では、1041黒点群が見えなくなり、北東に新しい1043黒点群が出現しました。
太陽は無黒点には戻らなかったようです。
X線の強度はやや上昇していますが、フレアの変化は見られず、
今のところ、1043群の活動は穏やかです。

今日は、GOES 14のX線写真を掲載します。
左上に1043黒点群の光が見えます。
STEREO Behindで見えていたコロナホールは、まだ東端の向こう側です。



GOES 14による太陽のX線写真。1043黒点群が北東で光っています。
(c) NOAA/SWPC


SOHOによる太陽可視光写真。1041黒点群は見えなくなり、1043黒点群が現われました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。