宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/18 --- ---
11/17 --- ---
11/16 --- ---

黒点 11/17 (NOAA)
磁場 フレア
1031 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 301 +1.1
-2 h 292 +0.0
-4 h 313 +0.2
-6 h 322 -0.4
-8 h 330 -0.2
-10 h 336 -0.1
-12 h 344 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -8 0/ 5
-2 h -8 3/ 2
-4 h -8 4/ 5
-6 h -8 0/ 5
-8 h -7 -3/ 2
-10 h -6 -4/ 2
-12 h -5 -4/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
11/18 0.5 1x10^1
11/17 0.6 1x10^1
11/16 0.6 1x10^1
11/15 0.7 9x10^0
11/14 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/13 08:43 300km/秒を割るくらいの遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2009/11/14 09:53 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。これから、コロナホールの影響がやってくるかもしれません。
2009/11/15 10:14 太陽風磁場が半日に渡って南向きになりました。小さな黒点が2カ所に発生しています。
2009/11/16 08:36 南向き磁場は更に半日ほど続き、オーロラもある程度活動的だった様です。昨日の黒点に1031群と番号がつきました。
2009/11/17 11:09 速度300km/秒の遅い太陽風になっています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/11/18 08:39 更新
太陽に活動的な領域がいくつも見えています。太陽風は低速で、磁気圏はとても静かです。

担当 篠原

最新の太陽可視光写真では、1031黒点群は見えなくなっています。
太陽は無黒点になっているようです。

一方、SOHO EIT195を見ると、太陽の東端に明るい活動領域がもうひとつ出現しました。
数日前から見えていた広い活動領域の左側の小さな領域です。
STEREO Behindを参照すると、この1日の間に出現した様です。
可視光写真では白斑があるだけですが、今後更に強まって黒点が出現するかもしれません。
注目してみてください。

EIT195では、東端の向こう側にももうひとつ明るい領域が見えています。
今日の太陽コロナ写真は明るい部分があちこちにあって、だいぶにぎやかです。


太陽風は、速度300〜320km/秒と遅い風が続いています。
下がっていたプラズマ密度は、ある程度回復し、速度データのばらつきも減っています。
磁場強度は、3nTと弱いままです。

磁気圏もたいへん静かで、AE指数は全く変化していません。


穏やかな状態は、もう2〜3日ほど続くと予想しています。
SOHO EIT195では、北極から伸びるコロナホールが、太陽の中心線を過ぎて西側に回りました。
このコロナホールは、前周期よりもより低緯度側に広がっているので、
地球へ影響が及びやすくなっていると思います。
どの程度の変化がやって来るのか、注目してください。



SOHO EIT195による太陽コロナ。18日6時半(世界時17日21時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1031黒点群は見えなくなったようです。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。