宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/14 --- ---
11/13 --- ---
11/12 --- ---

黒点 11/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:37 306 -0.6
-2 h 293 -0.8
-4 h 295 -0.7
-6 h 277 -1.4
-8 h 281 -2.4
-10 h 285 -1.1
-12 h 285 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^0
11/14 0.7 1x10^1
11/13 0.6 1x10^1
11/12 0.6 1x10^1
11/11 0.7 1x10^1
11/10 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/ 9 08:32 太陽風の速度が450km/秒へ上昇しています。南向き磁場の強まりで、オーロラ活動が活発になりました。
2009/11/10 10:48 太陽風はやや低速風状態になり、磁気圏も静かです。1030黒点群が再び出現しました。
2009/11/11 09:05 太陽風は低速風になり、磁気圏もたいへん静かです。1030黒点群が見ています。
2009/11/12 09:13 太陽風は280km/秒へ速度が下がり、とても穏やかです。磁気圏も静かです。
2009/11/13 08:43 300km/秒を割るくらいの遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2009/11/14 09:53 更新
300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。これから、コロナホールの影響がやってくるかもしれません。

担当 篠原

太陽風は、速度が300km/秒前後と低速で、磁場強度も3nTと弱い状態が続いています。
このため、磁気圏はたいへん穏やかで、
オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。

ACEの図では、今朝くらいから磁場強度が5nTを超えるくらいに上がり、
最新のデータでは8nTあたりまでやや強まっています。
まだこれだけでははっきりしませんが、コロナホールの影響がやって来たのかもしれません。
引き続き、磁場強度が強まる様だと、やがて速度も上昇を始めるでしょう。

また、磁場強度の強まりとともに、南北成分が大きく振れる様になっています。
1時間ほどの周期で南北に振動する様になっていて、
いい具合にオーロラ活動を刺激することになるかもしれません。
もちろん、速度がかなり低いので、活動自体は小規模に留まると思いますが、
ライブカメラなどでは楽しみです。


太陽は、無黒点のままです。
SOHO EIT195で東の端に見えている明るい領域は、まだこちら側には見えていません。
明日くらいでしょうか。

この活動領域が近づいて来た影響で、GOESのX線グラフが変動する様になりました。
黒点があるのかどうか、注目して下さい。



SOHO EIT195による太陽コロナ。14日1時半(世界時13日16時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。太陽は無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。