宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/13 --- ---
8/12 --- ---
8/11 --- ---

黒点  8/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:51 344 -0.7
-2 h 354 -0.6
-4 h 364 -1.6
-6 h 366 -2.9
-8 h 361 -0.5
-10 h 367 -0.5
-12 h 370 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/13 0.6 4x10^1
8/12 0.6 6x10^1
8/11 0.5 8x10^1
8/10 0.5 4x10^1
8/ 9 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/ 8 10:46 500km/秒付近の高速風が続いています。もうしばらく続きそうです。
2009/ 8/ 9 13:16 太陽風の速度は420km/秒に下がりました。磁気圏も静穏です。
2009/ 8/10 10:09 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 8/11 09:26 太陽風は低速になり、磁気圏もたいへん静かです。これから1週間程度、静かに過ぎて行きそうです。
2009/ 8/12 12:15 速度350km/秒の穏やかな太陽風が続いています。低速風は6日くらいは続くでしょう。
最新のニュース

2009/ 8/13 11:06 更新
穏やかな太陽風が続いています(速度360km/秒)。太陽も無黒点が続いています。

担当 篠原

太陽風は、速度360km/秒、磁場強度4nTと、穏やかな状態が続いています。

地球の磁気圏も静穏です。
AE指数には、小さな変化がひとつ見られるだけで、全体的には静穏です。

太陽風磁場の南北成分は、-2〜-3nTと比較的南寄りが続いているのですが、
磁気圏への影響はあまりなかったようです。
影響があったとしても規模は小さいですが、
もう少しAEが変化しても良さそうな印象です。


静かな太陽風は、来週の初め、17日くらいまで続きます。
その後、高速風帯の回帰があるかどうかです。


SOHO衛星は、この10日間ほど、地上との通信が難しくなる
キーホールという位置に入っていました(英文ですが解説があります)。
そろそろ抜け出す頃だったのですが、EIT195カメラの新しい画像が公開されていました。

太陽コロナは全体的にのっぺりとしていて、
ところどころに、とても淡いコロナホールらしき筋が見られる程度です。
この写真からも、穏やかな太陽風が続くことが予想されます。

さて、今日のSOHO EIT195の写真と、
9日のニュースに掲載したSTEREO Behindのコロナ写真が、
ちょうど太陽の同じところを見ています。
両衛星を比較するよい資料なので、ぜひ並べて比べて下さい。
すると、ぼんやりしたコロナホールの分布も含めて、だいたい同じ姿をしています。

こうやって、SOHOとSTEREO Behindの類似点、相違点をチェックしておくと、
SOHOが欠測した時の補助にSTEREOを使う時や、
STEREOで4日ほど先回りのチェックを行う時に、役に立つでしょう。


太陽は、今日も無黒点とのことです。
可視光写真の更新も、そろそろ始まるでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日1時半(世界時12日16時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。