宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 --- ---
5/16 --- ---
5/15 --- ---

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
1017 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 383 -0.8
-2 h 378 -0.0
-4 h 388 -0.9
-6 h 394 -2.0
-8 h 405 -0.7
-10 h 404 +1.6
-12 h 392 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -14 16/ 2
-2 h -15 14/ 3
-4 h -15 12/ 3
-6 h -13 11/ 5
-8 h -12 9/ 4
-10 h -13 10/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^0
5/17 0.5 2x10^1
5/16 0.6 2x10^1
5/15 0.6 3x10^2
5/14 0.6 5x10^2
5/13 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 5/12 09:33 太陽風速度は360km/秒に下がり、低速風になりました。無黒点が続いています。
2009/ 5/13 13:06 太陽風の速度は、300km/秒台前半に下がり、とても穏やかです。今夜くらいから、弱い高速風がくるかもしれません。
2009/ 5/14 08:23 太陽に1017黒点群が現れました。太陽風は低速(320km/秒)で、磁気圏は静穏です。
2009/ 5/15 11:06 1017黒点群の黒点が増えています。太陽風は400km/秒付近で、穏やかな状態が続いています。
2009/ 5/16 08:06 太陽風の速度は300km/秒台前半の低速風になっています。プレアデス星団が見えてきました。
最新のニュース

2009/ 5/17 11:06 更新
穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。1017黒点群は小さいままです。

担当 篠原

昨夜より、太陽風の速度が400km/秒に上がっています。
低速風から、通常の速度レベルに上がったわけですがが、
変化としては小幅で、穏やかな太陽風が続いています。

太陽風の磁場強度も、5nTと平均的な強さで安定しています。
太陽風は、この後も穏やかな状態が続くでしょう。
27日周期の図の前周期のグラフはずっと低速で、次の変動は10日以上先の見込みです。

磁気圏活動も静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。


SOHO EIT195を見ると、太陽の東端(左端)から活動領域が姿を現しました。
太陽の可視光写真では、この領域には白斑が見えるだけで、黒点はありませんでした。
活動領域の磁場分布は、[ 白 黒 ] で、
これは南半球の第23期(これまでの活動周期)の順番です。
出現している緯度が赤道付近ですので、まだ23期の性質が残っているのでしょう。

1017黒点群は、かろうじて見えている程度です。
X線の変動も無く、太陽は穏やかな状態が続いています。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。17日10時半(世界時17日1時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。1017黒点群が小さく見えています。17日9時(世界時17日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽磁場。東端の磁場の強まりは、南半球の23期型です。17日10時半(世界時17日1時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。