宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/20 --- ---
3/19 --- ---
3/18 --- ---

黒点  3/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 318 +4.1
-2 h 303 +1.4
-4 h 290 +1.4
-6 h 296 -2.0
-8 h 284 -0.8
-10 h 288 -0.8
-12 h 291 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -13 -7/ 10
-2 h -14 -9/ 14
-4 h -16 8/ 15
-6 h -14 15/ 4
-8 h -15 15/ 2
-10 h -14 15/ 2
-12 h -15 14/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
3/20 0.5 9x10^2
3/19 0.6 2x10^3
3/18 0.6 2x10^3
3/17 0.6 2x10^3
3/16 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/15 11:34 高速太陽風はゆっくりと速度が下がっています(470km/秒)。太陽に新しい黒点が現れている様です。
2009/ 3/16 09:47 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。若田さんが3ヶ月の宇宙滞在へ出発しました。
2009/ 3/17 08:43 高速太陽風は終わりました。オーロラ活動も穏やかです。
2009/ 3/18 09:18 太陽風は低速風に変わりつつあります(380km/秒)。磁気圏も静かな状態が続いています。
2009/ 3/19 09:03 太陽風速度は320km/秒に下がり、低速で穏やかです。明日くらいから、弱い速度上昇が見られそうです。
最新のニュース

2009/ 3/20 13:23 更新
300km/秒の遅い太陽風が続いています。太陽風は、密度も下がっています。

担当 篠原

300km/秒と低速の太陽風が続いています。
速度が遅いだけでなく、プラズマの密度も下がっています。
ずっと、1個/cm^3以下に下がっていて、普段よりも薄い太陽風になっています。
密度が下がると、観測機の誤差が大きくなるらしく、
速度のグラフのところどころに、飛び上がった点が見られます。

磁場強度は、4nTと普通のレベルを前後しています。


磁気圏も概ね静穏です。
太陽風磁場の南向きの影響で、小規模のオーロラ活動が2回ほど起きています(AE指数)。


これから、コロナホールの弱い影響がやって来ると予想しています。
前周期のタイミングだと、始まりは今夜遅くになるかもしれません。
前回の速度は、500km/秒に届くか届かないかという程度でしたが、
今回はどうなるでしょうか。
太陽風の変化は、2〜3日ほど続きそうです。

SOHO EIT195を見ると、太陽の東側(左側)にコロナホールは見られません。


太陽は無黒点が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日13時(世界時20日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。